2019/05/09 保育士?幼稚園課程

施設実習の基本を知る/保育実習指導Ⅱ

5月9日の6限に行われた保育実習指導Ⅱでは、君島昌志先生より施設実習の基本と施設実習についての2本のビデオを視聴し、4年生の発達プロジェクトと小坂徹先生による発達ミニレクチャーがありました。

まず、施設実習の基本のビデオでは、「施設実習の意義」「施設実習の目的」「施設実習の段階的内容」「実習の心構え」と、大きく分けて5つの内容がありました。
初めに、施設実習においては、保育者としての資質、能力、技能を習得することが根底にあり、様々な理由により入所する乳幼児、さらには児童、大人に対しての援助を通して保育者の役割を考えることとなります。
施設実習の目的については以下の5つがあります。
①利用者への理解を深める
②児童(社会)福祉施設等を理解する
③保育士の職務と役割を理解する
④養護(ケア)技術を習得する
⑤保育者としての自己理解と自己洞察
以上のように、利用者や家族のニーズを知り、施設の役割を理解して実際の援助を体験していくこととなります。

施設実習の段階は、見学?観察、参加、部分実習などに分けられていますが、初期、中期、後期それぞれで行う具体的な内容や注意点についての説明もありました。
最後に、実習の心構えでは「実習の目的をよく確認しておく」「学ぶ姿勢を持って臨むこと」がポイントとして挙げられていました。具体的には「分からないことは聞く」「自分の判断では行動しないこと」が挙げられます。施設を利用している人にとっては実習生も施設のスタッフと同じよう関わってきます。また、その人にとっての人的環境としても大きく影響します。そういったことを意識して実習に臨むとのことでした。そして、実習日誌についても「~をしました。勉強になりました。」といったような抽象的なものではなく、どこの場面でどのように感じたのか、またそれらの感じたことをどのように次に活かしていくのか具体的なことを書いていくように心掛けていく必要があるとのことでした。

続いて、施設実習の実際についてのビデオを視聴しました。実際の実習生の活動をもとに実習初期から後期までの実際をみる貴重な機会となりました。実際の支援のなかでは実習生の立ち位置や声掛けの仕方、3かけ支援のあり方など、多くの学びがありました。

今回のビデオで学んだことを活かして施設実習で何を学びたいのか、施設実習を行う意味を一人ひとりが理解をして施設実習に臨むようにしましょう。
発達ミニレクチャーでは、【子どもの発達勉強したいプロジェクト】の4年生からのレクチャーが行われました。
今回はおおむね0歳の運動機能についてでした。粗大運動や微細運動に分けてより細かい部分について学ぶことが出来ました。
発達理解は実習を行う上でも非常に澳门赌场app_老挝黄金赌场-【唯一授权牌照】なことです。より深く理解が出来るようにしていきましょう。


記事担当:五十嵐廉、大久保凪紗