2019/04/25 保育士?幼稚園課程

保育実習指導Ⅱ

4月25日(木)6限の保育実習指導Ⅱでは、利根川智子先生から指導計画作成の意義、基本的事項について説明していただきました。利根川先生に添削していただいた春季保育ボランティア学習の指導計画を見直しながら、計画の内容が十分であったかどうかの確認を行いました。

指導計画の原則は「どの保育者がそれを見ても、それに基づいて十分な実践ができる」とのことでした。つまり、指導計画を実施する際、保育者が異なるという点以外には、子どもにとって違和感はなく、その日の生活を送ることが可能であるようにすることが大切ということなのです。

次に、指導計画がどういうものかについて、記載する内容についての説明をしていただきました。
指導計画は、全体の計画に基づいて保育を展開するために、具体的な計画として作成するものとされています。また、指導計画に記載される内容として、子どもの姿、具体的なねらいや内容、環境構成?保育者の援助の内容や方法があります。
指導計画作成の基本的事項は、どの時期に、どのような活動を、どのようにして行うと、子ども達にとって一番良いかを考え、子どもの興味?関心、性格や遊びへの取り組みや、保育者や友達との関わりなどの視点から、子ども達の発達を理解していくことです。そこから、「いま、目の前にいる子どもにはどのような経験、気づきが必要なのか」を捉え、一人ひとりの子どもにふさわしい体験や経験を考えて、発達?時期に即した指導計画を立案することが大切になってくるとのことでした。

実際に指導計画を作成する時には、まず子どもの姿をよく見てから立案していきます。
次に、ねらい(卒園までに身につけていくことが望まれる「心情?意欲?態度」)と内容(ねらいを身につけていくために、どのような経験を積み重ねいくか)を明確にしていきます。そして、ねらいを達成するために、どのような環境を準備していくかを考えます。
最後に、子どもの姿と保育者の援助を予想していきます。実習生の場合、子どもの姿を見る前に指導計画を作成することもあります。その時は、作成した後に子どもの姿をよく見て、計画を変更していくことが必要だと利根川先生からアドバイスをいただきました。


3年生は今年度中に実習が2回控えており、指導計画を作成する機会が増えていきます。
今回の講義で改めて指導計画の澳门赌场app_老挝黄金赌场-【唯一授权牌照】性を学ぶことができました。

記事担当:菅井あかり、千葉早姫