2019/03/15 保育士?幼稚園課程

2019年3月15日 奄美大島フィールドスタディ2日目

3月15日に奄美大島でフィールドスタディ2日目を行いました。
今回、ボランティアさせていただいた施設は以下の通りです。
?高齢者自主体操教室
?放課後児童クラブ
?へき地保育所
?認可保育所
?社会福祉協議会 通所介護
?障がい者支援施設 生活保護
?障がい者支援施設 就労支援B型

この記事では、私が実際に参加せていただいた、「高齢者自主体操教室」と「放課後児童クラブ」の活動の様子等についてお伝えしたいと思います。

?高齢者自主体操教室「まんげんなよう教室」
宇検の高齢者の方々が公民館に集まり、「もみじ」や「うみ」などの歌に合わせて体操を行っていました。その際に、歌を歌いながら行うだけではなく、手足に重りを付けており、筋力を上げるための工夫もされていました。この重りは、自分の体調や出来るレベルに合わせて増減できるようになっていました。
私も実際に参加させていただきましたが、一見簡単そうに見えて重りが重いことはもちろん、普段使っていない筋肉を使っている実感がしました。

この活動は、毎週金曜日に行っているそうです。高齢者の方々が運動する機会を設けることによって、怪我防止につながることはもちろん、コミュニケーションを取ることが出来る場である、とおしゃっていました。実際に参加していた高齢者の方々からも「おはよう」などの挨拶だけではなく、「今日は○○さん居ないね」などといった会話が聞こえてきました。体操が終了した頃には、皆さん素敵な表情で帰宅していらっしゃいました。

?放課後児童クラブ「羽クラブ」
羽クラブは、一軒家を借りて行っている児童館のような施設です。一軒家ではありますが、学校で使用している勉強机と椅子が置いてありました。そのため、学校から帰って来た子どもたちは勉強がしやすい環境となっていました。
約束事にあるように、学校から帰って来てからは、宿題に取り組む姿が見られました。初めは、なかなかすぐに宿題に取り組めていない子どもも居ましたが、友だちと一緒に頑張っていました。宿題を終えた子からおやつを食べ、トランプやレゴブロックで遊んでいました。その時に、子どもたちから「どこから来たの?」、「一緒のチームになろう!」などと積極的に話しかけてくれて、一緒に楽しく遊ぶことが出来ました。
レゴブロックで遊んでいた子は、説明書を見ながら何色のどんなサイズのブロックが何個必要なのかを考えながらバイクを作っていました。中にはとても小さいブロックもあり、探すのに苦労しましたが、ボランティアの方の力も借りながら見つけることができ、完成させることが出来ました。とても頑張っていたからこそ、完成させた時にはとても満足そうな表情をしていました。

今回、2カ所の施設にボランティアに行かせていただき、高齢者の方々、小学生の子どもたち共に集中力が素晴らしいと感じました。高齢者自主体操教室では、講師を招いて行っているのではなく、住民が住民に対して行っているため、進めるペースを合わせていたり会話を多くはさみながら行っていたりしたため、とても楽しく充実した時間となっていたように感じました。放課後児童クラブでは、そこにある限られたものでどのように遊びを展開していくのか考えて、工夫している様子を見ることができました。自分たちで作ってあそぶことで面白さに気付くことが出来るのだと私自身学ぶことができました。

記事担当:伊藤葵