2018/11/08 保育士?幼稚園課程

2018年11月8日 保育実習指導Ⅱ

11月8日から3週にわたって、2017年3月31日に公示された保育所保育指針、幼稚園教育要領、幼保連携型認定子ども園教育?保育要領の改定(改訂)についてのお話が続きます。

その前に本日は、現在、株式会社ピジョンハーツが運営する大田区立山王保育園で保育士2年目として働いている、本学本課程の卒業生の伊藤麻優さんより、ご自身の当時の就活の流れ、保育士として働く今についてお話しをしていただきました。伊藤さんからは、就活をしていた当時の心境や、保育士として働く今のやりがいや大変なこと、そして現在就活について考え始める時期の3年生に向けたメッセージを頂きました。保育をする上で自分が何を大切にしたいのか、自分がなりたい保育士としての軸を時間がある今のうちに見つけることが大切であるというアドバイスも頂きました。
 
後半は、上村先生による保育所保育指針、幼稚園教育要領、幼保連携型認定子ども園教育?保育要領の改定(改訂)についてのお話でした。3コマにわたるお話の1コマ目、本日は、どうして改訂したのか、今後の日本の保育、幼児教育を世界の貧困問題、環境問題等に関連付けてお話し頂きました。また、今後の保育、子どもについて考える時間も設けられました。 
皆さんは、「非認知能力」という人間の持つ能力についてご存知でしょうか。非認知能力は、物事についての知識や読み書きなどの知的能力でないものであり、知的な問題解決の土台となる部分です。そして、
?いろいろなことに興味をもってかかわる感性?感情?心情
?困難なことにも諦めずに粘り強く取り組む意欲?意志
?友達を思いやる気持ちや周りの人と協働?協力する力
等々のことを言います。

この非認知能力こそ幼児期に育てていく必要があり、人生の様々な場面で「生きる力」の基礎となるということを学びました。

今回はこれまで続いていたグループワークを終え、約1か月ぶりの講義形式の実習指導となりました。保育についての知識を蓄えて、就活や来年度に控えた幼稚園実習に生かしていきましょう。

記事担当者:成ケ澤咲希