2018/10/11 保育士?幼稚園課程

保育実習指導Ⅱ

10月11日(木)の6限目に行われた保育実習指導Ⅱの授業では、利根川智子先生より、「幼稚園実習の基本理解 幼稚園実習の意義と目的」のテーマのもと、お話して頂きました。

まず初めに、「実習と保育所ボランティアの違いとは何か」について考え、その後、近くに座っていた人同士で、考えについて話し合いを行いました。

ボランティアは
?担任保育者などその場で主となって動いている人の「補助」のような立ち位置で、クラスに入ることで援助や関わりを学ぶことができる。

実習は、
?今まで講義等で学んだことを復習し、子どもの姿を意識しながら実践することができる。
?子どもを預かっている大人としての責任がボランティアより重く感じる。
?長い期間、現場に入らせていただけるため、子どもとの関係性も変わり、その中でいろいろな課題に気付くことができる。
?社会人の一歩前の段階のようなものである。
といった意見が出されました。
 
次に、「なぜ実習に行きたいのか、何のための実習なのか」「子どもと関わる職業は他にもあるのに、なぜこの資格を取得したいのか」について考え、話し合いました。

そこでは、
?温かい雰囲気の中で子どもと一緒に生活することを通して継続的に子どもを見守り、成長をみることができる仕事だから。
?各生活場面で発達に応じて援助し、子どもの成長を感じられる仕事だから。
などという意見が挙げられました。

「保育現場に実習生が入る」ということは、それだけでもクラスの雰囲気が変わり、保育現場に大きな影響を与えることになります。利根川先生より「実習に対して自分がどれだけ本気なのか、もう一度考えてみて下さい」というお言葉を頂き、実習に対する心構えや自分の資格取得に対する意志について振り返ることができました。また、自分が実習を行う上で、子ども達や先生方にかかる影響についてよく考え、実習に取り組む姿勢を見直す機会となりました。

今回の保育実習指導Ⅱでは、自らの実習に臨む姿勢や覚悟、実習の意義について考えることができました。これから実習を控える学生のみなさん。実習を行う前に、自分の資格?免許取得の意志を再確認し、あるべき学びの姿勢について見直していきましょう。

記事担当:伊藤葵、沼田真由