2018/10/11 保育士?幼稚園課程

保育実習指導Ⅰ

10月11日の保育実習指導Ⅰは、第3回目の「保育実技研究発表会」が行われました。今回の発表会は、ペープサート、手遊び、リズム体操の3種類の実技発表が行われました。

実際に保育現場で子ども達の前に立って行うように、発表者は笑顔で聞き手に問いかけ、聞き手の学生も、発表者の投げかけに応え、歌を歌ったり体を動かしたりと、楽しい雰囲気の中で行なわれました。

発表内容は以下の通りです

千葉ゼミ
ペープサート:「とんぼのめがね」「まんまるちゃん」

小坂ゼミ
手遊び:「はじまるよ」「いちといちをあわせたら」

君島ゼミ
手遊び:「バスごっこ」「くいしんぼうゴリラ」

利根川ゼミ
手遊び?リズム体操:「さんさんたいそう」「やまごやいっけん」「やおやさんゲーム」

高野ゼミ
歌遊び?手遊び?リズム体操:「こぶたがみちを」「エビカニクス」

青木ゼミ
手遊び:「ごほんゆびのはくしゅ」「やきいもグーチーパー」「とけいのうた」

和田ゼミ
リズム体操?手遊び:「おおきなくりのきのしたで」「ハッピージャムジャム」

では、いくつか発表の様子をご紹介します。

千葉ゼミ
ペープサート:「とんぼのめがね」「まんまるちゃん」

「まんまるちゃん」というペープサートは、様々な色の丸い形が、いろいろな動物に変身するペープサートです。クイズ形式で会場に問いかけながら発表が行われ、「今日みたいな雨の日にいる動物はなにかな?」などと天気に関連付けた問いかけをしていました。また、「とんぼのめがね」も、秋の季節に合った題材となっていて、自然環境とのつながりも感じることができる発表でした。

全員に見えやすくするために、発表者はペープサートを大きく左右に動かしながら発表を行っていました。また、ペープサートを入れていた袋に「?」マークが付いており、見ている人のわくわくした気持ちを引き出せるような工夫がされていました。

君島ゼミ
手遊び:「バスごっこ」「くいしんぼうゴリラ」

バスで遠足に行くという場面の導入を想定し、この2つの手遊びを紹介していました。会場の学生も、自然と発表者の振り付けを真似しながら、笑顔で楽しく手遊びを行っていました。気持ちが盛り上がるような発表者の投げかけで、会場も笑い声に包まれ、楽しい雰囲気の中で手遊びが行われました。
 
高野ゼミ
手遊び?リズム体操:「こぶたがみちを」「エビカニクス」

「エビカニクス」というリズム体操では、会場全員で音楽に合わせて体を動かしていきました。発表者がお手本となって、大きく体を動かしながら、笑顔で楽しく踊っている姿がとても印象的で、会場も発表者のお手本に合わせて、リズムに乗りながら楽しんでいる様子が見られました。子どもたちの前で行うとき、子ども達が「踊りたい」と思えるように、まずは保育者が分かりやすく、楽しいお手本を示していくことが大切です。
講評で、利根川先生から「子どもが主体的に活動できるようにするために行うのが導入です。そのためにはどのような導入の工夫が必要か?」という問いかけがありました。

手遊びやペープサートは活動の導入の際によく用いられます。導入を行う時、ただ、保育者が「この活動をするよ」と一方的に投げかけるのではなく、子ども達に活動の楽しさを伝え、子ども達が主体的に活動したいと思えるように、注意を惹き付けていく力が保育者に求められます。来年に実習を控える2年生の皆さん、導入の仕方についてもしっかり吟味していきましょう。

今回の実技研究発表会では、発表者が笑顔で楽しく歌い、踊る姿や、会場全体の様子を見渡し、会場から上がった声を拾いながら、発表を行っている姿が見られ、拝見していた側もとても楽しい気持ちになりました。実際の現場でも、子どもたちがより楽しく活動に参加することができるように、保育者がまず楽しみながら、子ども達を活動に誘い込んで行くことが大切です。
次回の実技研究発表会の様子も、随時掲載していきますので、ぜひご覧ください!
 
記事担当者:菊池海里