2018/07/13 保育士?幼稚園課程

教育実習(幼?小)の事前事後指導

教育実習(幼?小)の事前事後指導

本日の4年生実習指導は「保育キャリア形成Ⅲ キャリア形成の基本③」がテーマであり、和田明人先生から主に【履歴書の書き方】についてご教授いただきました。

まずは、「履歴書は企業へのラブレター」ということで、履歴書に示されるひとつひとつに、想いを込めて丁寧に書き上げるかが大切であるというお話をいただきました。次に、そのための方法として、配布されたレジュメに沿って、顔写真の撮り方?選び方や、学歴や資格?免許の書き方などについて詳しく解説していただきました。最後に、履歴書を書くにあたり非常に澳门赌场app_老挝黄金赌场-【唯一授权牌照】となる部分である「自己紹介書」と「自由記述」について、卒業生の実例を挙げながら説明していただきました。
保育士?幼稚園課程の学生は、これまでも色々な書類を提出してきました。その都度、丁寧な書き方や捺印の仕方、事前準備をきちんと行うことの澳门赌场app_老挝黄金赌场-【唯一授权牌照】性やチェックを日野さんや担当教員よりご指導いただいてきました。履歴書を作成する今こそ、それらの成果を発揮させましょう。そして自分自身の「ここに就職したい」「働かせていただきたい」という熱い気持ちを真っすぐに伝えるのです。

和田先生より履歴書を書くにあたり、特に大切な点についてお話がありました。
〇文章や顔写真について
文章や顔写真が適しているか見極めてもらうためには友人以外にも、ゼミ教員など特定の年齢以上の信頼できる大人に見ていただき、相対的に判断してもらうのが良い。

〇捺印について
履歴書に捺印する前に、押し方をもう一度確認や練習することが好ましい。

〇履歴書の予備
「提出する日付」を入れていないものを十分に用意すること。

また、
?学歴はなぜ中学卒業から記載するべきなのか
?職歴にアルバイトは含まれないこと
?資格や免許はアピールポイントにもなるので個人的に取得しているものがあれば正しく記載すること
などについても解説をしていただきました。

履歴書は、提出する本人がこれまでどのような経歴を持っているか、またどのような種の資格や免許を取得しているどんな人物なのか、などについて見ることができる澳门赌场app_老挝黄金赌场-【唯一授权牌照】な書類です。正しい年月や名称できちんと記載しましょう。就職活動の時期に改めて正しい経歴や取得資格?免許を調べて確認しておくことが、就職後、社会人として何かの機会で書類を作成する際にも役立つと思われます。

続いて、「自己紹介書」「自由記述」について、パワーポイントを使って、TFU保育士?幼稚園課程を卒業した先輩方の実例を紹介していただきました。その際、和田先生は「項目別に見ていくのも良いが、同じ人のものを載せているので、人物別にみていくのも良い。それぞれの人柄が表れているのが分かると思う。」とおっしゃっていました。 
まず、「自己紹介書」の特に澳门赌场app_老挝黄金赌场-【唯一授权牌照】な部分「私の特徴」と「大学時代に力を注いだこと、そこで得たこと」「志望動機」についてです。スクリーンに映し出される文章と、和田先生の解説により、文章を書いた先輩方の素晴らしさや、保育に対する想い、強い意志を持って大学時代に取り組まれた研究についてなどが浮かび上がってきました。また、和田先生から先輩方の文章からうかがえる気持ちやその園を志望する理由についてお話しいただき、先輩方が大学で学ばれたことを生かし、様々な期待や目標などを持ち、自己実現のために見通しを持ちながら就職先を選んだということが分かりました。大学に保育の学びを進めたうえで、「自分が最も成長できる環境」を選んだ先輩や、43名ほどの採用希望者から本採用の3名に選ばれた先輩の文章を読ませていただきました。先輩方の実際に書かれた文章を読み、多くの4年生の皆さんが良い刺激や強い憧れの念を抱いたのではないでしょうか。本日の講義で実例に挙がった先輩方は、現在も保育実践者として日々励んでおられるそうです。7月14日(土)に行われる「保育キャリアデザインセミナー2018 in Summer」にも、本日紹介された先輩方が何名か来られるということでした。

そして、「自由記述」についてです。前の2つの項目を見れば、先輩方が充実した大学生活を送られたことが伝わってくると思います。自由記述においても、パワーポイントの字が画面一杯に埋まるほどの字数で、溢れ出す先輩方の熱い想いが綴られていました。あまりの文章量の多さに講義ではすべてを読み上げることができないほどでした。しかし、スクリーンに挙がった文章は「綺麗ごと」や「カッコつけ」ではなく、全てが「事実」であり、先輩方が大学生活にやってこられたことであると、TFU保育士?幼稚園課程の学生であればみんなが知っていると思います。文章には「自分自身」が映ります。和田先生も自由記述や自己紹介の項目の文章では特に「ありのままの自分」が表れるとおっしゃっていました。よって、文章力や語彙力、書き方はもちろん必要ですが、何よりも大切なのは、「自分自身」であることが分かったと思います。履歴書において、これまでの人生や大学生活で何をしてきたのか、どのような人格なのかを記載するにあたり、綺麗ごとの羅列では意味がないということです。
さらに、和田先生からまとめとして「自分自身のキャリアアンカーをどうもてるか」ということについてお話をいただきました。「アンカー」とは、一度立てれば雨が降っても風が吹いても揺れることはあっても倒れない舟の「錨」のことです。「成長する環境とは必ずしも自分にとって良いことだけがある環境とは言えない。厳しい環境や辛い環境を乗り越えて人は成長することができる。」と和田先生からメッセージをいただきました。

本日の講義では、和田先生から直々に指導いただいだき、履歴書を書く今、気持ちが改めて引き締まり、また、これまで日野さんなど、先生方からいただいた指導などが思い出されたのではないでしょうか。そして、先輩方の実例を紹介していただき、残りの学生生活をどのように過ごすのか、そして将来自分が働く中でどのように成長していきたいのか、そのためにどこでどのように働くのかについて、考えられたのではないでしょうか。
本日の講義で配布された資料を十分に読み込み、今後に生かしていきましょう。

記事担当者:岡田早希