2018/07/06 保育士?幼稚園課程

4年生 教育実習(幼?小)の事前事後指導

7月6日の5限目に行われた、教育実習(幼?小)の事前事後指導では、ワールドカフェによる幼稚園教育実習の振り返りが651教室にて行われました。

幼稚園教育実習では、実習を行う地域によって実習期間が異なります。そのため、この日授業に参加した学生のうち、実習を終えている学生は35人、実習をまだ終えていない学生は43人という割合の中で、ワールドカフェが行われました。「お互いの学びになることを目的として、ワールドカフェを行ってください。」と今回、授業を担当してくださいました、青木一則先生からお言葉があり、今回のワールドカフェは、実習での学びの振り返りだけでなく、実習を今後控えている学生にとっては、自分がどういった実習を行い、どういった学びをしたいかを考える場となりました。実習を終えた学生、終えていない学生が入り混じる中での振り返りとなりましたが、授業中は、どの学生も自発的に会話に参加し、お互いに学びを深めている様子が見受けられました。
 
今回のワールドカフェのテーマは『子どもの世界、保育者による子ども理解とは』です。実習を終えた学生は、実習中どのように子ども理解を深めたか、まだ実習を終えていない学生は、子ども理解にどのようなイメージを持ってるかについて対話が行われました。

対話では、実習を終えた学生が話す、実習中の子どもの姿や、遊びの中で子どもたちにどういった関わりをしたかについてなどのエピソードから、それについて、一人ひとり、子ども理解についての考えを発言し、様々に話が膨らんでいきました。また、幼稚園だけでなく、認定子ども園で実習を行った学生もおり、認定子ども園での子どもたちの様子についても対話を通して学ぶことができました。

どのグループも、お互い話が引き出せるよう、仲間の意見を共感し合い、1人では考えつかない新しい知恵や考えを創り出しながら会話を繰り広げていました。



子ども理解についての対話が深まってきたところで、続いてテーマ2『子どもの遊びの充実とは』について青木先生から発題がありました。遊びは、何をもって充実することができるのでしょうか。充実とは、いったいどのような子どもの姿から感じられるものなのでしょうか。実習を終えた学生からの、教師が行っていた言葉がけや環境構成などについてのエピソードや、自身が子どもたちへ関わったときのエピソードを基に、『遊びの充実』について、各々の考えをぶつけ合いながら、学びを深めていくことができました。

20日間という限られた実習期間の中で、私たちはどれだけ子どもたちを理解して子どもたちと関わることができるでしょうか。私も先月実習を終えましたが、実習中子ども理解に頭を悩ませる場面が多くありました。子どもたちのものの見方や感じ方、興味関心は、そう簡単には理解することはできません。どういった姿から、どういった子どもの気持ちを読み取るかが澳门赌场app_老挝黄金赌场-【唯一授权牌照】になります。日々子どもたちと関わる中で、子どもたちのつぶやきや、目線、周囲の環境など、様々な子どもたちの姿や状況から、子どもたちの気持ちや興味関心を探ることが大切なのではないかと今回のワールドカフェを通して考えることができました。実習を終えた学生、実習を控えている学生、どの学生にとっても、学びの深まった密度の濃い時間となったのではないでしょうか。

記事担当者:菊池海里