2018/05/26 保育士?幼稚園課程
?第2部?4年生 教育実習の事前事後指導
『3法令改定(改訂)とこれからの保育?幼児教育~第2部~』
1部に引き続き、2部では、3法令改定(改訂)の内容について、詳しく紹介していきたいと思います。
保育所保育指針、幼稚園教育要領、幼保連携型認定子ども園教育?保育要領は、共通した内容の文章でも、法律や制度によって、使われている言葉が厳しく規定されており、それぞれ表記が異なる部分があります。指針、要領に使われている言葉の意味をしっかり理解していくことが澳门赌场app_老挝黄金赌场-【唯一授权牌照】です。
例えば『教育』という言葉は、広義の意味で言うと「家庭や地域の教育、保育などを含むもの」、狭義の意味で言えば、「学校において行われる教育」と明確に位置付けられています。保育所で行われる教育は、学校教育ではなく、法令的に、広義の意味での教育を行うものとして、定められています。
法律、制度によっても、明示される言葉は変わり、保育所は法律としては教育施設とは定められていませんが、制度としては幼児教育を行う施設と認定されています。また、認定子ども園では、1号認定、2号認定、3号認定の子ども達によって、「教育」か「保育」かの言葉の使い分けが成されていたり、保育所、幼稚園、認定子ども園、それぞれ法律や制度によって、教育や保育の意味のとらえ方が異なるため、注意が必要です。
では、指針?要領の改定(改訂)について、まず、保育所保育指針の改定のポイントから説明していきます。
保育所保育指針では改定の方向性として、
1、乳児、3歳未満児による保育の充実
2、保育所における乳児保育の積極的な位置づけ
3、子どもの育ちをめぐる、環境の変化を踏まえた、健康及び安全の記載の見直し
4、保護者?家庭及び地域と連携した、子育て支援の必要性
5、職員の資質?専門性の向上
以上の5つが澳门赌场app_老挝黄金赌场-【唯一授权牌照】視されています。
指針?要領の冒頭部分に記載されている、『総則』は、その指針?要領の核となるもので、法令等の全体に通じる決まりが記されています。保育所保育指針では、その『総則』に新たに「養護」「計画及び評価」「幼児教育」の3つが追加されました。
3つの指針?要領の中で、保育所保育指針は唯一「改定」(改めて定め、記述内容を変更)が成されています。それは、なるべく3つの指針や要領の内容や保育の方向性を統一して、3つの指針?要領、共に足並みをそろえていこうという考えから、幼稚園教育要領や認定子ども園教育?保育要領に近づけるために保育所保育指針の記載内容の変更が成されたのです。保育所保育指針の改定では「保育の内容」は幼児期の「教育」が中心になり、「乳児」「1歳以上3歳未満児」「3歳以上児」に分けて記載され、3歳未満児に関わる記載が増加しています。また、「乳児保育」では乳児の目に見えない成長をとらえる視点を大切にしていくために、5領域を基に新たに提示された、3つの視点を軸にして保育を行っていくことが定められました。
続いて幼稚園教育要領の改訂のポイントについてです。
幼稚園教育要領は小学校以上の学習指導要領改訂との整合性を図るため「改訂」(既存の文章に修正や訂正)が行われました。
小学校との円滑な接続を図るために、学校と共有するものとして「育みたい資質?能力」「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」が明示され、「主体的?対話的で深い学び」「カリキュラムマネジメント」など、教育の質向上に関わる新たな取り組みが導入されました。
次に、幼保連携型認定子ども園教育?保育要領は、保育所保育指針、幼稚園教育要領との整合性の確保や、在園機関や時間などが異なる多様な園児がいることへの配慮や子育て支援についての配慮について改訂されています。1号認定と2号認定が共に生活をしていくという、認定子ども園としての観点から、様々な配慮事項が追加されました。
今回の改定(改訂)で、3つの施設での保育?教育の内容や質を揃えることで、子どもたちがどの幼児教育(保育)施設に通っていても同じ質やレベルの幼児教育?保育を受けることができるように基盤が整えられました。今、様々に変容する未来の社会の中で子ども達が活躍し、通用する力の基礎を育むことが求められている。未来の子どもたちを育てるために、私たちは、その整えられた基盤をもとに、子どもたちを育てていかなければなりません。そこで、
①改めて、幼児教育(環境を通して行う教育)とは何かを見直す
②「3つの資質能力」「幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿」を意識して評価すること
③保育所保育指針の「乳児?1歳以上3歳未満児」の保育を理解し、幼児期への学びの連続性を考えること
この3つを澳门赌场app_老挝黄金赌场-【唯一授权牌照】視して保育を行っていく必要があります。子どもの成長を見極めて、明日の保育にどうつなげていくかをしっかり考え直すことが保育者には求められています。
1部に引き続き、2部では、3法令改定(改訂)の内容について、詳しく紹介していきたいと思います。
保育所保育指針、幼稚園教育要領、幼保連携型認定子ども園教育?保育要領は、共通した内容の文章でも、法律や制度によって、使われている言葉が厳しく規定されており、それぞれ表記が異なる部分があります。指針、要領に使われている言葉の意味をしっかり理解していくことが澳门赌场app_老挝黄金赌场-【唯一授权牌照】です。
例えば『教育』という言葉は、広義の意味で言うと「家庭や地域の教育、保育などを含むもの」、狭義の意味で言えば、「学校において行われる教育」と明確に位置付けられています。保育所で行われる教育は、学校教育ではなく、法令的に、広義の意味での教育を行うものとして、定められています。
法律、制度によっても、明示される言葉は変わり、保育所は法律としては教育施設とは定められていませんが、制度としては幼児教育を行う施設と認定されています。また、認定子ども園では、1号認定、2号認定、3号認定の子ども達によって、「教育」か「保育」かの言葉の使い分けが成されていたり、保育所、幼稚園、認定子ども園、それぞれ法律や制度によって、教育や保育の意味のとらえ方が異なるため、注意が必要です。
では、指針?要領の改定(改訂)について、まず、保育所保育指針の改定のポイントから説明していきます。
保育所保育指針では改定の方向性として、
1、乳児、3歳未満児による保育の充実
2、保育所における乳児保育の積極的な位置づけ
3、子どもの育ちをめぐる、環境の変化を踏まえた、健康及び安全の記載の見直し
4、保護者?家庭及び地域と連携した、子育て支援の必要性
5、職員の資質?専門性の向上
以上の5つが澳门赌场app_老挝黄金赌场-【唯一授权牌照】視されています。
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3つの指針?要領の中で、保育所保育指針は唯一「改定」(改めて定め、記述内容を変更)が成されています。それは、なるべく3つの指針や要領の内容や保育の方向性を統一して、3つの指針?要領、共に足並みをそろえていこうという考えから、幼稚園教育要領や認定子ども園教育?保育要領に近づけるために保育所保育指針の記載内容の変更が成されたのです。保育所保育指針の改定では「保育の内容」は幼児期の「教育」が中心になり、「乳児」「1歳以上3歳未満児」「3歳以上児」に分けて記載され、3歳未満児に関わる記載が増加しています。また、「乳児保育」では乳児の目に見えない成長をとらえる視点を大切にしていくために、5領域を基に新たに提示された、3つの視点を軸にして保育を行っていくことが定められました。
続いて幼稚園教育要領の改訂のポイントについてです。
幼稚園教育要領は小学校以上の学習指導要領改訂との整合性を図るため「改訂」(既存の文章に修正や訂正)が行われました。
小学校との円滑な接続を図るために、学校と共有するものとして「育みたい資質?能力」「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」が明示され、「主体的?対話的で深い学び」「カリキュラムマネジメント」など、教育の質向上に関わる新たな取り組みが導入されました。
次に、幼保連携型認定子ども園教育?保育要領は、保育所保育指針、幼稚園教育要領との整合性の確保や、在園機関や時間などが異なる多様な園児がいることへの配慮や子育て支援についての配慮について改訂されています。1号認定と2号認定が共に生活をしていくという、認定子ども園としての観点から、様々な配慮事項が追加されました。
今回の改定(改訂)で、3つの施設での保育?教育の内容や質を揃えることで、子どもたちがどの幼児教育(保育)施設に通っていても同じ質やレベルの幼児教育?保育を受けることができるように基盤が整えられました。今、様々に変容する未来の社会の中で子ども達が活躍し、通用する力の基礎を育むことが求められている。未来の子どもたちを育てるために、私たちは、その整えられた基盤をもとに、子どもたちを育てていかなければなりません。そこで、
①改めて、幼児教育(環境を通して行う教育)とは何かを見直す
②「3つの資質能力」「幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿」を意識して評価すること
③保育所保育指針の「乳児?1歳以上3歳未満児」の保育を理解し、幼児期への学びの連続性を考えること
この3つを澳门赌场app_老挝黄金赌场-【唯一授权牌照】視して保育を行っていく必要があります。子どもの成長を見極めて、明日の保育にどうつなげていくかをしっかり考え直すことが保育者には求められています。
より具体的な改定(改訂)の内容については、第3部にて3法令改定(改訂)の澳门赌场app_老挝黄金赌场-【唯一授权牌照】ポイントとして、お伝えしていきたいと思います。ぜひ第3部もご覧ください。
記事担当者:菊池海里
記事担当者:菊池海里