2018/05/24 保育士?幼稚園課程

2年生 保育実習指導Ⅰ

2年生 保育実習指導Ⅰ

5月24日、木曜日の5限に第6回保育実習指導Ⅰが行われました。この日は青木一則先生による実技デモンストレーション(青木ゼミ4年生)と小坂徹先生による発達ミニレクチャーが行われました。

 今回は、実習経験のある4年生が2年生に対し、名札の作り方や実際に実習で使った自己紹介の紹介、シアターなどの紹介と実演を行いました。ここでは、説明していただいた順に、種類ごとに分けて説明していきます。

 【名札】
名札は、自分の名前を子どもたちに知ってもらうのに大切なものです。名札の作り方として先輩方には、安全ピンを付ける?エプロンに縫い付ける?アイロンでエプロンにくっつけるという方法を紹介していただきました。園によってはキャラクターものが駄目なところもあるため、その点については、事前訪問の際に確認しておくことが必要であると教えていただきました。また、安全ピンは外れた場合に針の部分が危ないので、「ロック付き」のものがおすすめだそうです。キャラクターや分かりやすいものをモチーフにした名札をつけることによって、子どもたちに名前を覚えてもらえなくても「○○を付けている先生だ!」と子どもたちから注目してもらえ、声をかけてもらったという、実習の際にあった出来事をお話していただきました。

【エプロン】
園によっては、給食の際に着替えるということもあるので、最低2着は必要であると教えていただきました。名札と同じく園によっては、キャラクターものが駄目なところもあるのできちんと確認しておくことが必要となります。

【自己紹介】
今回は、「パタパタ」と「封筒」の2つを紹介していただきました。「パタパタ」、「封筒」の2つとも、ユニークな自己紹介の方法なので、子どもたちの注目の的になったり、覚えてもらえやすかったりするそうです。

【ペープサート】
ペープサートには、ストーリー仕立ての物とクイズの物の2種類があります。作成する際のポイントとして

①大きめに作る
②使う画用紙をはっきりとした色を使う
③割りばしは1本ではなく1膳を使う

ということを教えていただきました。また、実践する際のポイントとして

①子どもが見にくいような向きや傾きにならないように気を付ける
②2つ持っている際には、話しているキャラクターのみ動かす

ということの2つを意識して行うようにすると良いとお話いただきました。今回は、「しっぽぽぽ」と「ふうせんのうた」を実演して頂きました。
【シアター】
シアターについてです。今回は、紙皿シアター?手袋シアター?エプロンシアター?パネルシアターについて紹介していただきました。また、紙皿シアターと手袋シアター、パネルシアターは実演していただきました。まず、紙皿シアターについてです。紙皿シアターは紙皿に絵を描いて歌やお話に合わせながら変えていくものです。同じものでも、対象年齢によって回す速さを変えて行うことが出来ます。2つ目は、手袋シアターについてです。手袋にフェルトなどを使って作ります。作品によっては、午睡の前の時間など落ち着きたいときに使えるなどを教えていただきました。ゆっくりはっきり歌うことが大切になります。

3つ目は、エプロンシアターです。ポイントとしては、演じ手が見えるので子どもとコミュニケーションを取れるということ、ポケットを生かしたものが出来るという2つがあると教えていただきました。1つ1つ作るのに時間がかかってしまうので、学生のうちに作っておくことがいいと教えていただきました。1つ作っておくことによって、何度も使えることがエプロンシアターの良い点であります。

4つ目は、パネルシアターについてです。パネルシアターとは、パネル布を貼った板に絵を貼り、歌うなどしてお話を展開していくものです。舞台が大きく、動きがあるので、子どもたちの興味を引き付けやすいことがメリットです。今回、実演していただいた作品はこちらになります。

青木先生から、この他にも紙コップシアターや新聞紙シアターがあると教えていただきました。そして、2年生から発表してくださった4年生に、質問がいくつかありました。

① どのくらいの期間で準備したのか。
② 何個くらい作ったのか。
③ ペープサートの「しっぽぽぽ」「ふうせんのうた」の対象年齢は何歳か。

〈先輩方〉
① おべんとバスは実習の前日に作った。コツコツ作る方がいい。
② 3から7個位作った。
③ 「しっぽぽぽ」の対象年齢は特にないので、どの年齢でも楽しめる。「ふうせんのうた」は、1歳児から3歳児。


 
最後に、小坂先生による発達ミニレクチャーが行われました。前回に引き続き、子どもの発達についての復習を行いました。

2年生は後期に実技発表があります。その際の参考になったり、実習の時に役にたったりするお話を聞くことが出来たのではないか思います。名札やペープサート、シアターなど、どのようなものがあるのか今のうちから調べておくことで、たくさんアイディアが浮かんで作りやすくなったり、実習直前に焦って作ったりすることもないのではないかと思います。

記事担当:伊藤葵、沼田真由