2018/05/17 保育士?幼稚園課程

3年生 保育実習指導Ⅱ

5月17日の6限の保育実習指導Ⅱは、君島昌志先生による施設実習オリエンテーションと、利根川智子先生による、宮城県外での幼稚園実習におけるアポイントメント(電話がけなど)についての諸説明が行われました。

初めに、青木先生に、5月19日に行われる保育サマーセミナーについて時間や服装についての説明をしていただき、その後、君島先生による4回目の施設実習オリエンテーションが行われました。
今回は、18名の4年生の先輩方をお招きし、施設実習の実際について先輩方の実体験からのお話を聞かせていただいたり、質問をさせていただく情報交換会を行いました。
情報交換は、一時保護所、児童自立支援施設、児童養護施設、障害者支援施設、生活介護、乳児院、福祉型児童発達支援センター、母子生活支援施設の8つの種別で、12グループに分かれて行われました。

今回は、児童養護施設と福祉型児童発達支援センターのグループの様子について紹介していきます。

まずは、児童養護施設についてです。質問内容は、

①睡眠時間はどのくらいか
②日誌はどのくらいの時間かかっていたか
③エプロン?名札は使用したか
④手遊びなどはどのくらい行ったか
⑤子どもたちと関わるうえで気を付けること
⑥環境整備ではどのようなことを具体的に行ったか

の6点についてです。

<先輩方の回答>

①施設に泊まり込みの場合は、沢山寝ることが出来た。家から通っていた場合は実習先からどのくらい離れているか、または勤務時間などによって変わる。

②家から通っていた先輩は、帰宅する時間が遅かったため、途中で眠くってなってしまい、2時間くらいかかっていた。

③施設によってはエプロンをしていないところもある。エプロンをしていることによって、保育士として来てもらっているということが子どもに伝わる。

④手遊びはほとんど行わなかった。家庭的な雰囲気を大切にしているからこそ、家庭では、日常の中で手遊びなどを行うことはないということから、ほとんど行わなかった。

⑤自分から挨拶をする。積極的になり過ぎてしまうのではなく、子どもたちには子どもたちの世界観があるから見守るということも大切。また、言葉遣いが悪い子もいるが、実習生という立場を忘れないようにする。

⑥掃除では、指示されていないところでも、普段掃除が行き届かないようなところは行うようにしていた。

と、先輩方からお話をいただきました。

次に、福祉型児童発達支援センターについてです。先輩方には、

①事前訪問で聞いた方が良いことは何か
②名札の種類、数について
③日誌の書き方のポイント

について質問させていただきました。

<先輩方の回答>
①日誌の記入方法について、
 ?誤った部分を訂正する際に修正液?修正テープは使用してよいのか、または訂正印を使用するのか
 ?子どもの名前の表記は本名で書くか、イニシャルで書くか、または「Aちゃん」などと表記するか
 ?文末表現は、敬体か常体か
 ?いつ、どこに提出するのか

②?縫い付けの方が楽である。
 ?フェルトなどは、洗える素材を使用する。

③?ボールペンで書きこむ前に下書きをしていると時間がかかるため、パソコンなどで文章を考えておき、それを写すという方法だと効率が良い。(個人差がある)

ということを先輩方から教えていただきました。

このほかにも、先輩方の実際に体験した実習でのエピソードを交えて、子どもたちと関わる上で気を付けた方が良いことや、実習に臨む姿勢などについてお話をしてくださいました。


最後に、利根川先生から宮城県外の幼稚園実習予定の学生に対して、実習の依頼電話についてのお話を頂きました。

①この電話で第一印象が決まるので落ち着いて電話をかける。
②話し方について、焦らずゆっくりと話す。スピードが大切である。
③今年度ではなく、次年度であるということを伝える。
④幼稚園実習は、20日間行うため、カレンダーを確認しながら一緒に日程を確認する。
⑤言葉遣い、礼儀をしっかり行う

以上5点について注意して、電話がけを行うことが大切です。
施設実習がだんだんと迫ってきていますが、今回、先輩方のお話を聞き、より実習のイメージが膨らんできた3年生も多いと思います。
実習について分からないこと、不安なことが沢山ありますが、施設実習を経験している先輩方のお話やアドバイスを参考にし、3年生は事前学習や実習にむけて、しっかり準備をしていきましょう。

記事担当:伊藤葵、沼田真由