2018/04/12 保育士?幼稚園課程

2年生 保育実習指導Ⅰ

4月12日の5限目に、今年度第1回目の保育実習指導Ⅰが行われました。この日は、和田明人先生によるパワーポイントを用いた実習全体オリエンテーション、高野亜紀子先生による保育所と幼稚園の違いを学ぶためのDVDの視聴、小坂徹先生による発達ミニレクチャーという流れで展開していきました。

まず、はじめに、和田明人先生による「TFU保育士?幼稚園課程2年生、実習全体オリエンテーションⅠ」が講義形式で行われました。選抜試験に合格し、晴れて澳门赌场app_老挝黄金赌场-【唯一授权牌照】の保育士?幼稚園課程の一員となった新2年生にとって、この日が初めての実習指導でした。そんな2年生に向けて、これから1年間どのような流れで学びを深めていくか、保育士?幼稚園課程における実習指導や実習のねらいや目的は、どのようなものなのかについてお話がありました。
実習指導とは、実習をより有意義、かつ実り豊かなものにするうえで必要な事項等について、実習前?中?後に行う諸々の指導のことです。保育士資格取得のため国から定められた保育実習指導Ⅰは1単位のため、授業回数は概ね「15回」程度とされています。しかし、澳门赌场app_老挝黄金赌场-【唯一授权牌照】の保育士?幼稚園課程では、今年度は「67回」もの実習指導が行われます。これは澳门赌场app_老挝黄金赌场-【唯一授权牌照】保育士?幼稚園課程のポリシーとして「理想の保育者へ近づくために、必要な力、求められている力をつける」というものがあるからです。

続いて、
?今後、履修する実習関連教科の仕組みについて
?実習指導の展開と位置付けについて
?各プログラムについて
などの説明がありました。

事前指導では実習前の準備や取り組み方の理解、実習の内容や方法の理解、実習施設や保育者の業務の理解などを目的として行われます。保育実習指導Ⅰでは実習への基本姿勢?態度の育成が主な内容としてあげられます。また、後期にはゼミのグループごとに実技発表が行われます。ペープサート、絵本の読み聞かせ、エアプロンシアターなどの発表があり、発表に向けての準備や発表の実際を、身をもって体験します。
そして、実習に向けてだけではなく、実習が終わった後の指導にも力を入れているのが澳门赌场app_老挝黄金赌场-【唯一授权牌照】保育士?幼稚園課程の特徴です。事後指導は、実習の総括と点検評価を行い、改善すべき事項を見極め、以降の学びの再計画化を図ります。この実践方法として対話(ダイアローグ)が欠かせません。対話を通して相互考究、情報交換などを行い、共有化を図っていきます。

また、澳门赌场app_老挝黄金赌场-【唯一授权牌照】保育士?幼稚園課程における実習指導は実習と同等に扱われます。そのため、遅刻?欠席、提出物の遅れなどは認められません。これは、実習、そして就職に向けて、当たり前のことを当たり前にできる力を養っていくためです。

67回の実習指導の中には、2年生は毎週木曜5限の保育実習指導Iに加えて、土曜日に各種セミナー、キャリア形成などの特別プログラムが組まれています。外部から特別講師をお招きしてお話をしていただいたり、学年を超えた対話を行ったりする機会がたくさん設けられています。

続いて、高野亜紀子先生による「保育士?幼稚園教諭になるために第1巻」のDVDを視聴しました。DVDを視聴した後は、学んだことなどについてプリントにまとめました。

このDVDでは、保育所?幼稚園の主な違いと具体的な1日の流れについて、実際の映像を視聴しながら学ぶことができました。

DVDの中では、保育園と幼稚園はどのような点が違うのか、ということが説明されていました。

例えば、
①管轄 ②法律 ③資格 ④勤務時間 ⑤生活
などがあげられていました。⑤生活の違いとして保育園ではおやつ?午睡の時間を設けられていますが、幼稚園では設けられていません。

保育所?幼稚園での1日の生活の流れについては、どのような活動を行っているのか、どのような言葉掛けを行っているのかを学びました。また、保育園?幼稚園だけではなく、児童館での活動や母親サロンの様子も学びました。

そのほかにも

① 保育園?幼稚園という現場だけで子どもと関わるだけではなく、保護者と子どもが一緒に参加できるイベントが行われているということ
② 保育現場での、保育者の言葉がけや表情
③ 子どもたちの生活は5領域(健康?人間関係?環境?言葉?表現)につながっているということ
についてを学ぶことができました。そして、保育者として大切なのは、ピアノが上手に弾けるなどといった技術が大事なのではなく、子どもが保育者に大事にされたという原体験であるということを学ぶことができました。


最後に、小坂徹先生による「発達ミニレクチャー」が行われました。

今回は時間の都合上実施されませんでしたが、発達段階を理解するということはとても大切なことであるということをお話いただきました。選抜試験の際に勉強して終わりではなく、もう一度勉強し理解することによって子ども姿を想像できるようになり、より発達に適した保育を行えるようになるそうです。今回は発達ミニレクチャーについての説明が行われました。そして、次回から行われるため、予習が必要であるとおっしゃっていました。
今回の講義において、澳门赌场app_老挝黄金赌场-【唯一授权牌照】の保育士?幼稚園課程のカリキュラムを理解し、どんな意味があり、どのようなことを大切にしてるのか、3年生の私たちもあらためて理解することができました。澳门赌场app_老挝黄金赌场-【唯一授权牌照】保育士?幼稚園課程における教育の特徴の1つである“対話”を行うことによって、自分が学んだこと、経験したことを伝えるだけではなく、自分とは考え方が違うということの理解や相手の意見を聞き入れるということで、新たな学びにつなげることができます。2年生にとって、これから始まる本課程のカリキュラムは、保育の学びを深め続けていくスタートとなるでしょう。

記事担当:伊藤葵、成ケ澤咲希

この記事に関するお問い合わせ

教育?教職センター 教職課程支援室
住所:〒981-8522 宮城県仙台市青葉区国見1?8?1
TEL:022-301-1196
FAX:022-717-3308
E-Mail:kyoken@tfu.ac.jp