2018/03/13 保育士?幼稚園課程

中学校卒業生の祝賀会(田検)に参加/奄美大島フィールドスタディー

中学校卒業生の祝賀会(田検)

奄美大島フィールドスタディー2日目の3月13日。この日は中学校の卒業式が行われ、その後の18時頃から、各集落ごとで卒業を祝う祝賀会が開かれました。宇検村には高校がなく、中学校を卒業したら海を渡って鹿児島の高校などへ行かなければいけなくなります。卒業式の当日の夜は、各集落ごとそれぞれの公民館に集まって祝賀会を開き、集落の人々みんなで卒業生の晴れの門出をお祝いするのです。宇検村の14集落あるうち、私たち学生は、田検?須古?湯湾の3つの集落に別れ、それぞれの公民館で行われる祝賀会に参加しました。

記事担当者の私(菊池)は、田検集落の祝賀会に参加させていただきました!
少し緊張気味に田検の公民館に訪れた私たちでしたが、田検集落の方々は、挨拶を終えると私たちに早速お酒を勧めて下さったり、祝賀会の準備をお手伝いしている時もたんかんゼリーや手作りシフォンケーキなど振舞ってくださったりと、見ず知らずの私たちを、拒むことなく、あたたかく迎え入れて下さいました!
田検集落の祝賀会は、3名の卒業生をお祝いすべく、小学生から大人まで、約100名ほどの方々が集まり、とても賑やかな雰囲気の中行われました。

余興の時間では、大人だけでなく、小学生の子どもたちも様々な芸や出し物を披露し、会場を盛り上げていました。某親方と夫人、お相撲さん、オタ芸、集落の方々の喋り方のモノマネなどなど、会場は笑い声が絶えず、私たちも思わず声を上げて笑ってしまいました。初めて会う人、場所の中でしたが、集落のみなさんのユーモアやあたたかさにつつまれて、居心地のよい楽しい雰囲気に私たちはどんどん引き込まれていきました
私たちも余興として宮城県クイズを披露させていただきました。
盛り上がって頂けて良かったです。
卒業生が3名という中でも、地域の方々、みんなが集まって、中学校卒業という1つの節目を地域全体でお祝いするという場に参加させていただいて、集落の方々の仲の良さや深い絆と、笑顔の絶えない大きな家族のようなあたたかさを感じました。また、私は大勢の方にこれほど楽しくお祝いをされた経験がないため、とても羨ましくも思いました。

「この島や田検が好きだから、警察官になって帰ってくる」という1人の卒業生の言葉に、集落や村への愛を感じることができたし、集落が、楽しく、人のあたたかさを感じられる場所であるからこそ、また戻ってきたい、と強く思うことができるのだな、と思いました。

私たちも数時間だけ過ごさせていただきましたが、このあたたかくて楽しい集落の方々とまだずっと楽しいひとときを一緒に過ごしていたいなと感じました。
村の方々と交流ができ、宮城県と奄美大島、それぞれの地域の文化について共有することができ、充実した時間を過ごすことができたと思います。
田検集落のみなさん、本当にありがとうございました。

記事担当者:菊池海里