2018/02/06 保育士?幼稚園課程

2018年2月6日 保育士課程本登録認定試験

2月6日に澳门赌场app_老挝黄金赌场-【唯一授权牌照】の保育士課程本登録認定試験が行われました。

保育士課程本登録認定試験

この保育士課程本登録認定試験は保育士課程に登録を希望する1年生や、前回合格を逃し、再チャレンジする学生を対象とした試験です。
澳门赌场app_老挝黄金赌场-【唯一授权牌照】の保育士?幼稚園課程での学びは2年生から本格的にスタートしますが、本学の場合は、この認定試験を通過しなければ、保育士課程への登録は認められません。
そう、今日は保育士課程に入れるか入れないかが決まる運命の日です。澳门赌场app_老挝黄金赌场-【唯一授权牌照】の保育士課程は、誰でもがそう簡単には入ることはできないのです???。

試験の内容は保育所保育指針と幼稚園教育要領の原文から出題され、原文の穴埋め式記述問題と、年齢別(第3章~第10章)「保育の内容」の構成の並べ替え問題が毎年出題されています。
そう、この試験に合格する方法は、言ってしまえば暗記です。どれだけ勉強したかで結果が決まります。とはいっても、保育所保育指針?幼稚園教育要領の原文という膨大な量ですから、『保育士課程に絶対入りたい!』という強い思いがなければ、決して保育所保育指針や幼稚園教育要領の暗記などできないでしょう。

この時期は後期試験もあり、それでなくても勉強が大変な1年生。試験前の食堂はプリントや単語帳を並べ、最終確認をする姿が。そこにはとても緊張感のある雰囲気が漂っていました。
試験開始15分前。試験会場へと向かう不安と覚悟を背負った1年生と共に、私たちも取材のため試験会場へと足を運んだところ、会場はただならない緊張感に包まれていました。

そして、しんと静まり返った試験会場で、利根川先生の?始めてください?の響く言葉で試験スタートです!
これまで頭に叩き込んできた知識を1年生は一生懸命、必死になって解答用紙へ書き込んでいました。
そして約1時間後。試験を終え、食堂にて自己採点をする1年生のみなさんに、今の心境などを、インタビューしてみました!
Q今の心境は?
→?終わってよかったです。ほっとしています。?合格してるか不安、動悸が激しい。
Qこれから何をしますか?
→?自己採点をします。?家に帰ってゆっくり過ごします。
Qテストはどうでしたか?
→?手ごたえあり!
 ?できなくはなかったけど不安です。
 ?並べ替えの問題が難しかったが穴埋めはできました!
 ?80はいったかなぁ~。
 ?とっても緊張しました。
Q前日は何時に寝ましたか?
→?夜の4時まで徹夜しました。
 ?床で寝て起きてを繰り返していました。
 ?明日に備えて早めに寝ました。
Q勉強はいつからしてた?
→?1月くらいからしていました。
 ?印刷は配信されてからすぐしたが、なかなか取りかからなかったです。
Qどんな勉強方法?
→?穴埋めは暗記ノートや単語帳を作って勉強しました。表は切り取ってパズルのように並べながら勉強しました。
 ?ひたすら読んで頭に叩き込む!
 ?用語はひたすら書いて覚えました。表は場面別にして覚えると良かったです。

みなさんやっと緊張から解放され、安堵の表情を浮かべていましたが、一方で合格できているのか不安の声もありました。また、並べ替えの勉強に苦労したと話す1年生が多く、みなさんそれぞれ工夫して勉強を進めていたようでした。許可を得て特別に試験勉強で使用したノートを見せていただきましたが、たくさんプリントに書き込みがされていて、苦労の様子がひしひしと伝わってきました。
合否は試験終了後、その日のうちに発表されます。この合格発表までの時間が本当に精神的苦痛ですね。
そして、試験終了時刻から約4時間半が経過。採点が全て終了し、いよいよ合格発表です。
合格発表を控えた1年生に、発表前の心境を突撃インタビューしたところ、「そわそわします」「自信がないです」「緊張する」といった声もあれば、「まあまあ手ごたえあり」「あまり緊張もなくいつも通りです」と胆が据わった方も。
発表前は全体的にとても落ち着かない様子でしたが、張り出された合格者の学籍番号を見て、思わず友達と抱き合ったり、喜び合う姿、静かに安堵の表情を浮かべ、学籍番号をカメラに収める姿が見られ、私もほっとした気持ちになりました。

合格発表直後に合格者のみなさんにまたまた突撃インタビューをしたところ、「落ちているかと思いました。よかったです」「勉強を一生懸命やってよかった。とてもうれしいです」「ここ一週間の緊張がすごかったです。ダメだと思ったから嬉しい!」「ディズニーいきたい!」と、先ほどの緊張した表情と一転して、安心したように笑顔で心境を語ってくれました。
合格したみなさん、本当におめでとうございます。
結果発表の後は合格者、不合格者ごと部屋に分かれ、それぞれで今後に向けてのガイダンスが行われました。
合格者ガイダンスでは、実習指導の取り扱いに関する基本方針や保育所実習に書類の配布、注意事項等、保育士?幼稚園課程の教員の先生方からお話しがありました。まずは小坂先生から保育実習指導の取り扱いに関する基本方針について、合格した生徒何名かにプリントに記載された文章を読んでもらいながら進めるといった、小坂先生の授業スタイルでじっくりとご説明していただきました。

<実習指導の取り扱いにおける基本方針>
『保育実習?幼稚園教育実習に係る実習指導(保育実習指導Ⅰ?Ⅱ、幼稚園教育実習の事前指導?ガイダンス等)は、その意義及び趣旨を踏まえ、本実習(現場での実習)と同等に扱われます。
したがって、実習指導における無断欠席、無断の遅刻?早退および所定の提出物の遅延、受講中の不適切な態度等の問題行動は容認しません。』これらが1度でも見られた場合には本学保育士?幼稚園課程における資格?免許取得及び、学業に対する意識確認や、その後の学習意欲向上のための指導が行われます。

澳门赌场app_老挝黄金赌场-【唯一授权牌照】の保育士?幼稚園課程は大変厳しい指導が行われています。しかし、社会に出て、現場に出てから、無断遅刻?欠勤は決して許されません。実習も社会に出て行うものであるためもちろん同様です。実習になってから、社会に出てからやるのではなく、実習前から当たり前にできていなければいけないことを今のうちからできておかなければならないのです。本学は、本課程を修了したときに、保育士資格と幼稚園教諭免許を取得することができます。国家試験がない分、実習、現場での実践に向けて、厳しく指導が行われるのが東北福祉大の保育士?幼稚園課程スタイルなのです!

何回休めるか、何回失敗できるか、なんて考えはありません。無断の遅刻?欠席、提出物の未提出は大きく減点され、指導の対象として課題も課せられます。授業中の居眠りも後ろの席に座っているからといってばれないと思ったら大間違いです。先生方の目はあちらこちらに光っています。仏の顔も三度までとことわざでありますが、「TFU保育士幼稚園課程の教員は仏などではない。鬼だ!3度なんて許されない!」と小坂先生から本課程の厳しさを伝えていただきました。
もし何か指導の対象となってしまった場合は誰かに反省を煽られるのを待つのではなく、自ら指導を受ける姿勢を持ち、自ら先生方へ指導のご相談をするようにしましょう。

「脱落者が一人も出ないよう願っています」と小坂先生は最後に一言。TFU保育士?幼稚園課程で学んでいくことがどれだけ大変なことかを、ひしひしと感じさせるお話でした。
提出物の不備や未提出、遅刻?欠席などしないよう、諸連絡等よく確認したり、授業中の居眠りはもちろん、その他指導の対象とならないよう気をしっかり引き締めていきましょう!試験を乗り越えることができた皆さんなら大丈夫です!先生方の圧に押しつぶされないよう頑張っていきましょう!

小坂先生からのご説明を終え、続いて保育実習Ⅰ(施設実習)保育実習Ⅰ(保育所)、保育実習Ⅱの希望届の書類、リエゾンゼミⅡ(福祉実践演習)の登録カードについて、書き方や注意事項等を、君島先生、青木先生、日野先生からお話していただきました。提出書類は公文書と同等の扱いをするため、折れているもの、汚れているもの、間違えているものは受け取ってもらえません。実習を行う際は、自分よりも書類が先に届きます。写真や字の印象がとても強くなるため、しっかりと下書きをしてから記入することが大切です。そして全ての提出物は自分で確認できるように、コピーや写真で手元に残しておくことを心がけましょう。
また、フリーメールについてもお話ししていただきました。メールを送る際には、タイトルに学籍番号、氏名を記入し、メールの本文の冒頭には送信先の名前、挨拶文を加えてから本文を書くようにしましょう。社会人になったら、当たり前のことです。

受け取る人が見てどう思うか、自分が受け取る人にどう思われたいかよく考えて書類を書くことを、特に強調してご説明していただきました。書類の取り扱い一つでも決して気を抜くことはできません。先生方から細かくお話しされた注意事項をしっかりと頭に入れて、当たり前のことを当たり前にできるようになるよう取り組んでいきましょう!
ガイダンス終了後、1年生のみなさんは真剣な表情で、「受かってほっとしたけれど、これからが大変そうだなと思いました」「まずは書類など気を引き締めて取り組んでいきたいです」「1人だけじゃなくてみんなで確認しあって頑張っていきたい」「不安の方が大きいです」「気持ちを切り替えてここから頑張っていきたいです」と話していました。

合格した全員が保育士?幼稚園課程で学び続けていく覚悟を今一度持つことができたのではないでしょうか。
一方、不合格者ガイダンスでは、まず最初に和田先生からお話をいただきました。

今回の保育士課程選抜試験で不合格という結果を受けたから、今後、保育士課程の道を進めないということはありません。来年度に行われる保育士選抜試験を受けることができる、再チャレンジという方法があります。来年度は、保育所保育指針、幼稚園教育要領、幼保連携型認定こども園教育?保育要領の3法令の改定に伴い、試験問題の出し方や内容に変更があるそうです。変更に関する内容は、事前に知ることができるので、心配しなくても大丈夫です。

さて、保育士資格取得方法には2種類あることはご存知でしょう。指定保育士養成施設(保育士養成校)と保保育士国家試験受験の2種類があります。資格としての違いは特になく、実習を行ったか行ってないかが違いとして挙げられます。国家試験は、62単位取得見込みであれば受験することが可能で、TFUでは2年生から国家試験に受験することが可能になります。保育士?幼稚園課程に入らずとも、国家試験を受け資格取得をする道もまた、あるのです。

ここで諦めず再チャレンジを希望する学生は、合格者と同じように保育実習指導ⅠとリエゾンゼミⅡ(福祉実践演習)に参加することになります。また、保育実習指導の出席や課題提出に対して1回たりとも遅刻や遅れが認められません。無断欠席をした時点で履修放棄とみなされてしまいます。厳しいと思われる方もいると思いますが、保育士課程に入りたいという強い意思がるならば行動で示してほしいという教員の思いが込められています。「“プロの保育者を育てていきたい”という強い願いが込められているからこそ、保育者養成のハードルを下げることはしない」と和田先生がお話しされました。

続いて、保育士?幼稚園課程の窓口である日野先生から合格者ガイダンスと同様、実習関係書類チェックリストとリエゾンゼミⅠ(福祉実践演習)登録カードについて説明をしていただきました。実習関係書類チェックリストをしっかりと熟読してから書類を書くように心がけましょう。
日野先生は「事前に」、「遅刻厳禁」とお話の中で何度もおっしゃっていましたね。実習生や社会人としては当たり前になってきます。何か不安なことや不足な状況に陥ったときには必ず、「どうしたらいいいでしょうか」と伺う姿勢を持って行動していってください。

ガイダンス終了後、不合格者ガイダンスに出席していた学生にお話を伺ってみました。
「後期テストが終わり、1週間しかない中、あまり勉強できず後悔しています。もっと必死にやればよかった」「諦めず、保育士?幼稚園課程を続けるつもりなので頑張りたいです」「悔しい、再チャレンジしたい!」「広く浅く勉強してしまった。もっとひとつひとつ丁寧に勉強すればよかったです」「やるべきことをやりつつ、来年に向けて頑張りたい」「先生方のお話を聞けて、より頑張ろうと思いました」と、どうしても悔しさを隠し切れない様子でしたが、諦めず強い気持ちで今後頑張っていきたいと、保育に対する熱い思いを話してくれました。
努力が実り合格した人、残念ながら合格には届かなかった人、どちらの立場であっても、今回の選抜試験は通過点であり、これから1人ひとり、今後どう頑張っていくのかがとても大切になってくると思います。夢や目標に向かってこれからも努力し成長していく後輩達を、心から応援していきたいと感じました。
試験を受けたみなさん本当にお疲れ様でした。新たな保育士?幼稚園課程のメンバーと一緒に私たち3年生も頑張っていきたいと思います!

記事担当者:教育学科3年菊池海里?社会福祉学科3年阿部里美