2017/05/13 保育士?幼稚園課程

2017年5月13日 3年生保育キャリア形成Ⅰ

2017年5月13日 3年生保育キャリア形成Ⅰ

今回は、熱い講義でおなじみの林義仁先生にお越しいただいて、と~~ってもためになるお話を聞かせていただきました。
林先生の講義は、私たちに「今、どんな心境?すっきりした気持ちで保育の勉強をできている?それともまだ不安を持っている?」という問いかけから始まりました。その問いかけに私たち学生は、それぞれ心の中で考えていました???

林先生は「不安に思っているのが普通だよ」といって、“石井ちゃんの話”をしてくださいました。

~石井ちゃんの話とは~
石井さんがインターンシップで、派遣会社に行っていたときの話です。ある時、そのインターンで飛行機に乗って出張に行く機会があり、先輩と一緒に搭乗していました。離陸直前になると、1人のおばあさんが席を立ち始めたのです。客室乗務員さんはそこで慌ててそのおばあさんを席に座らせました。
石井さんはこの時に、「離陸前に立っていたら危ないし」と思い、客室乗務員さんのその行動に疑問を抱かなかったそうです。しかし、ここで先輩が石井さんに一言???

みなさん、ここで先輩が何といったかわかりますか??

ちなみに私は「おばあさんはトイレに行きたかったのかな」と思っていました。

石井さんの先輩は「どうかなさいました?となんでおばあさんが席を立った理由を聞かないのだろう…」と、客室乗務員さんの言動を指摘したのです。そこで石井さんは「はっ」となり、自分はどうしてあのおばあさんの立場に立って考えてあげられなかったのだろうと思い、人より仕事ができると思っていた石井さんは自信を無くしてしまいました。ここで自信を無くしてしまった石井さんは、「ダメダメループ」に陥ってしまったのです。

「ダメダメループ」のポイントは2つ。自信喪失と行動できないこと、そして自信喪失してしまうと自分のことをダメだと思い、行動できないと解決策が見えません。つまり、「ダメダメループ」から抜けだせないのです。私自身にも似たような経験があり、大変耳が痛い本田です。でも大丈夫。今回はそんな「ダメダメループ」からの抜け出し方も教えていただきました。

林先生は「自信喪失で『ダメ』、『無理』と思うなら『すごい』『自分もああなりたい』と思おうよ。行動できなくて改善法がわからないときは落ち込んでないで先輩に聞きに行こうよ」と肯定的に考え、行動することがダメダメループから抜け出すポイントであることを教えてくださりました。

問題の見方やとらえ方も自分次第であると気づかされた本田??

そして、パワーポイントに、「○○しない限りダメダメループは永遠に続いてしまう」

という言葉が現れました。○○には何が入ると思いますか?学生のなかでは「行動」や「肯定」、「忘れるまで寝続けること」などが出ました。しかし、ここに入る言葉は「成長」です。

成長しない限りダメダメループは続いてしまうのです。

ここで林先生は図(文章下の写真「考えると動くの図①」参照)を示し、一言。
「成長とは今できないことができるようになること。しかしそれはすぐにできるようにならなくたっていいじゃないか。この図のように、たとえ考えないで動いたり、行動できなかったがちゃんと考えていたりすれば、それは成長のスタートラインに立っているということなんじゃないか!」
そして、成長のレベルを成長のピラミッドを用いて説明していただきました!(文章下写真「成長ピラミッド」参照)

これが成長のピラミッドです。みなさんはどこに位置しているでしょうか?
どこに位置していても自分ができないことに悩む必要はないと林先生はおっしゃっていました。
考える?行動するにもピラミッドが存在し、今自分がどこに位置しているかをペアで話し合いました!

そして、いまの自分の立ち位置を確認することができました。
最終的にいくら自信をなくして、行動できなかったにしても成長していくという肯定的な思いを持つのが大切なのだと、今回の講義で学ぶことができました。

以上、今回は林先生の保育キャリア形成でした。
最後まで読んでくださった方、感謝感激です。

記事担当者:本田柊馬