2018/05/10 教育学研究科

【学生報告】大崎地区教育研究会 社会科研究部会研修会に参加

5月2日、大崎市立古川第一小学校で行われた大崎地区教育研究会社会科研究部会研修会に参加しました。研修会では三浦和美教授の「新学習指導要領における社会科授業づくりについて」と題した講演を聴講しました。

研修会では、平成29年度の学習指導要領改訂に伴い「①子供の学びの変化?深さに気づく、手立て」「②特別支援教育をいかした学び」を柱とし、不確かな時代を生きる子どもたちへの社会科授業について論が進められました。

特に①の柱において、子どもたちが「社会」が見えてくる瞬間の三浦先生ご自身の体験談が、非常に印象的でした。子どもの学びの変化に「子ども」が気づくには、教師が学ぶ前の子どもの状態を把握することが大切だと痛感しました。そのためには、目の前の子どもの、レディネスや予備知識を的確に判断し、評価する力が教師に求められていると考えます。

授業づくりにおいて、児童理解のプロフェッショナル要素は最も重視されるべき必要条件だと切実に感じました。また、②の特別支援教育をいかした学びでは、学部時代に学んだ内容が社会科授業と密接に結びつくことが分かりました。

さらに、子どもが変化し、学びが深まる授業を提供するためには、【中教審第184号】「これからの学校教育を担う教員の資質能力の向上について(2015)」に提言されている「自律的に学び続ける教員」を目指すことが大切だと感じました。

今回現職の先生方と一緒に社会科授業について学ぶことができ、良い刺激を受けました。これからの大学院生活でも意識を高くして取り組んでいきたいと思います。

(教育学研究科1年芳賀健顕)       

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