2022/06/17 教育学科

【学生報告】仙台市科学館で体験学習を実施(熊谷ゼミ)

仙台市科学館は、宮城県仙台市青葉区にある科学館です。台原森林公園の中に立地しています。科学館では、自然史系、理工系、生活系などの展示や調査研究、教員研修など様々な事業を行っています。その事業の一つに、中学2年生を対象とした物化生地(物理、化学、生物、地学)の実験学習があります。6月17日、熊谷ゼミではこの実験学習の具体を探りに科学館へ赴き、事業の説明を伺うとともに科学館の指導主事等の先生方から直々に特別授業を受講させていただきました。

以下は、受講した学生の感想です。物化生地の内容に係る学び以外に、授業を通して指導していただいた先生方一人一人の教育技術に及ぶ学びもあったことが示唆されました。

学生の感想

発問はシンプルさが澳门赌场app_老挝黄金赌场-【唯一授权牌照】であることを学びました。各講義において、実験や感想に入る前の発問や講義中の問いかけによって、常に「不思議だ、どうしてこうなるのだろう」と疑問を持ち受講することができました。一番初めに受講した地学分野では、「石は何からできていると思いますか。」と一発目の発問がありました。私は今まで当たり前に見かけている石が何からできているかなど考えたこともありませんでしたが、この一つの発問によって石についてもっと知りたいと興味が湧き、担当の方の声に耳を傾けつつ熱心に石を観察することができました。このことから発問は授業の導入や段階でも澳门赌场app_老挝黄金赌场-【唯一授权牌照】な役割があることを児童生徒目線でも気づくことができました。私もこの担当の方のように児童を引き寄せられるよう発問を考えていきたいと思います。

また、私はキノコの世界の講義が一番印象に残っています。大学に入る前まではきのこは好きではありませんでしたが、栄養価が高かったり時々テレビできのこの特集をしていたりと最近はキノコを見かける機会が多かったように思います。そのためこの講義でシイタケの胞子紋を観察したことは、いつもは食べるだけのきのこを観察するということであり、とてもワクワクすることでした。残念ながら胞子紋が飛ぶ様子を目で観察することはできませんでしたが、シイタケの胞子紋をいただけたことはとても嬉しかったです。また教採の勉強でキノコは種子ではなく胞子で増えることを学んでいましたが、キノコの傘の役割についても知ることができ、普段目を向けないキノコの形や役割について新たな発見と知識を得ることができました。またキノコはニックネームであり、本来は根っこの部分がキノコであることや、私たちが食べているのは子実体と呼ぶことを知り驚きの連続でした。

今回科学館へ行ったからこそ初めて知り得たものが多く、とても貴重な体験となりました。座学だけでは分からなかった光の進み方や化学変化と電池のしくみについても、体験や実験をしたことで、思い出しながら勉強をすることができたと感じています。次はじっくりと科学館へ足を運びたいと思った今回の科学館学習でした。   

高橋萌
光の屈折実験
鉱石の観察

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