2022/05/27 教育学科

【学科報告】英語科コース 2年目スタート!

2021年度に新設された教育学科中等教育専攻英語科コースは、この4月から2年目がスタートしました。1期生は所属する「リエゾンゼミⅡ(専門基礎演習)」において、英語学や英語文学、英語教育など、それぞれの興味?関心に沿った研究を行い、英語教員となるための能力?資質の向上を目指しています。第1回目授業では英語科コース合同でゼミ?オリエンテーションを実施し、1年次の振り返りと2年次の履修登録を行いながら、4年次までのゼミの流れや教育実習および教員採用試験について確認しました。

2年次ではより専門的な基幹科目が増え、必修9科目、選択必修4科目、選択2科目が開講されています。前期に開講される主な科目として、「教育英語学」では、日本語を母語とする英語学習者にとって難しいと思われる英語の発音や文法に関する問題を取り上げ、それらを言語学の観点から分析し、実践練習を通して効果的な指導方法を考察しています。「英語文学講読Ⅰ」では、英詩、特に伝承童謡マザー?グースの押韻詩を学びながら、英詩の基本的知識の修得と多様な英語表現の理解をめざしています。「異文化理解Ⅱ」では、身近なトピックについて、世界の人々の反応や考え?価値観に触れることで、自分自身や背後にある文化を客観的に見つめ直し、他者の文化を認めつつ、いかに自分や自国の文化を英語で説明できるかを学修しています。「英語科教育法(指導法)」では、英語の4技能(聞く、話し、読む、書く)についての理論と指導方法やティーム?ティーチング、ICTの教室での利用について学んでいます。後期の「英語科教育法(実践A)」、「教育実習(中?高)の事前事後指導」では、前期に学んだことをもとに指導案を作ったり、模擬授業を行ったりします。

英語のリズムと音声変化現象「同化」の発話練習 (教育英語学)
英語のリズムと音声変化現象「同化」の発話練習 (教育英語学)
マザー?グースでかるた遊び(英語文学講読Ⅰ)
マザー?グースでかるた遊び(英語文学講読Ⅰ)

さらに、2年次では上記科目に加え、特別支援教育に関する必修4科目が開講されています。現在1期生は、後輩となる2期生が入ってきたことを喜びながら、中学校?高等学校教諭一種免許状(英語)および特別支援学校教諭一種免許状の取得をめざし、より一層勉学に励んでいます。

学生の声

  • 自分は来年度にある教育実習に向けて文法事項の再確認や単語の知識を増やすなど、自分に必要な知識や技術面をさらに高めていきたいと思います。
  • 文学や語学的な教科はどれも難しいですが、とても興味深いものです。楽しみながら学んでいます。
  • 1年目は計画的に勉強するのが大変でした。これからは物事に優先順位をつけて、普段の授業をしっかり受け、実習には万全の状態で臨めるようにしたいです。専門的な授業が増えて難しいですが、楽しいです。


近々、英語科コースを希望する新入生に対して説明会を開催し、1期生と2期生の顔合わせを予定しています。こうした学年を越えた交流を通じて、学生たちがまたどのように成長していくのか、教員一同も非常に楽しみにしています。

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