中等教育専攻38組（リエゾンゼミⅠ）では10月27日、学内にある芹沢銈介美術工芸館を見学し、博物館学芸員の仕事について学びました。

中等教育専攻では教員免許の他に、博物館学芸員や図書館司書の資格を取得することができます。教員には学校教育に限らず、生涯学習の視点から社会教育活動に対する理解と実践力が求められているためです。

最初に、本学学芸員から学芸員の仕事や芹沢銈介作品の特徴、鑑賞のマナーについて説明を受け、ワークシートを使った設問に答えながら作品を鑑賞しました。また、展示の際のさまざまな工夫について、実際に作品を鑑賞しながら解説を受け、学芸員の仕事についての理解を深めました。

作品が生み出された時代や文化など、作品の背景を探り、展示を通して伝える学芸員の仕事やその視点を学ぶことは、将来教員を目指す学生たちが、児童生徒に社会や文化の眺め方を伝える際にも役立つはずです。