9月27日から11月5日まで、渡会ゼミでは5回に渡って仙台市立六郷小学校に学習発表会に向けての演奏指導を行いました。

今回指導を行った曲は3曲でした。1回目は合唱「変わらないもの」の旋律の歌唱を通してのボイストレーニングをしました。2回目以降は合奏「風になる」が加わり、各楽器にゼミ生を配置しての演奏指導を実施しました。4回目からは体育館を使用し、もうひとつの合唱「Oh Happy Day」を指導しました。子どもたちは一度指導したことについては多くのことを覚えており、そして歌声が伸びやかに出るようになったこと、とても感心します。11月16日の本番でのびのびと演奏してほしいです。

<学生の感想>
約一か月間、六郷小学校を訪問して合唱と合奏の指導を行いました。5回の指導を通して感じたことは、楽しく音楽に触れてもらうことの大切さです。指導する側が楽しそうに笑顔で教えるということを学びました。前に立っている先生がテンションを上げて体を動かしながら指導すると、子どもも同じように返していました。音楽は“教える”というよりも“一緒に楽しむ”ものだと思いました。練習するにつれて表情がほぐれていく子どもたちの様子を見て、とても嬉しかったです。自分もこんな表情を引き出せるようにこれから頑張ろうと思います。（4年　高木玲衣）

六郷小学校で初めて児童の演奏、歌声を聴いた時、音楽がとっても好きな子たちなのだなと感じ、そして一生懸命に渡会先生や私の話を聞き、少しでも自分の力にしようとする姿を見て、真面目な六郷小学校の六年生の姿を見ることができました。また2回目に訪れた際に担任の先生から前回私から教えられたことを休み時間などを使い一生懸命に練習していたことを聞きました。その努力はまだ暗譜できていないパートもある中、全員が完璧に暗譜して全体練習に参加する姿からも感じることができました。子供の想像を超える力を感じ、小学校で指導することの意味を、身を以て知ることができました。（3年　永田明）