2019/09/26 教育学科

【学科報告】栗原?涌谷でゼミ見学会を実施しました(門脇ゼミ?冨樫ゼミ)

9月7日、ゼミにおける夏季見学行事として、宮城県北部の寺院や博物館をめぐる日帰りのバス旅行を実施しました。日本美術史を学ぶ門脇ゼミと日本思想史を学ぶ冨樫ゼミの合同開催で、参加者は現役学生20名に、卒業生5名、引率教員2名を加えた計27名となりました。以下、3か所の見学先について、参加学生の声をもとに紹介します。

①双林寺(宮城県栗原市築館)
双林寺には、「東北三薬師」のひとつに数えられる「薬師如来坐像」をはじめ、平安時代に遡る優れた仏像彫刻が多数伝わっています。ご住職様のお話をいただきながら、間近で拝した仏像は、平安前期仏の特徴でもある胸や腿が大きく盛り上がり、その一木造の重量感に圧倒されました。
②黄金山神社?天平ろまん館(宮城県遠田郡涌谷町)
教科書に出てくる奈良東大寺の大仏に宮城県産の金が使われた事実は、あまり認識されていないように思います。天平ろまん館には体験展示なども取り入れられていて、子どもから大人まで産金の歴史を楽しく学べる工夫がたくさんありました。
今回、ご解説をくださった涌谷町教育委員会の二瓶雅司さん(生涯学習課文化財保護班)、ありがとうございました。
③箟峯寺(宮城県遠田郡涌谷町)
奥州三十三霊場第九番札所として有名な箟峯寺は、箟岳山(標高236m)の頂上にある天台宗の寺院です。境内からは、眼下に一帯の美しい景観を見ることができます。また、今年新たに県有形文化財に指定された観音堂は江戸時代の仏堂としては県内最大規模で、その彫り物に目を奪われました。山門の仁王さんもユーモラスで、みんなでワイワイしながら見学しました。

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