2019/03/20 教育学科

【学科報告】障がい者スポーツの大会参加を通して学ぶ(駒野ゼミ)

駒野ゼミ(リエゾンゼミⅡ、Ⅲ、Ⅳの授業)では、共通してスポーツレクリエーションを始め、ユニバーサルスポーツ、障がい者スポーツを実践学習しています。授業内だけではなく、学外で開催される地域のスポーツ大会やスポーツイベントに自主的に参加をして、スポーツの特性や競技会運営方法の理解、スポーツ実践上の留意点などを学び理解を深めています。実践学習は、ゼミ生同士の親交や協調性の育成が大いに期待できるという考えから、ゼミ生の意向を把握した上で大会やイベントへの参加を促しています。

今回ご紹介するのは、2年生 ~4年生まで毎年出場している東北車椅子ハンドボール大会での活動です。
昨年12月、本学福聚殿に於いて開催されましたが、1部リーグで4年生教職課程チームが優勝、4年生保育士課程チームが準優勝、3年生チームが4位でチームワークによる繋いだで賞、更に男女アベック得点王の個人賞まで獲得し、スポーツの素晴らしさや仲間と努力した成果が発揮され目標が実る体験をしました。

学生の感想

私たち3年生は、前年度に続き2回目となる「アドバンス杯車いすハンドバール大会」(平成30年12月2日)に出場しました。駒野ゼミからは4年生2チーム、3年生と2年生はそれぞれ1チームの計4チームが出場し、各チーム優勝を目指して戦いました。大会での規定は、1チーム10人まで(女性を1人以上含む)となっており、プレーにおいては5人(女性を1人以上含む)がコートに入ることが条件となっています。5人全員が車いすでコート内を動き回り、攻守ともに行います。
大会当日までには、後期のゼミ活動時間だけでなく、ゼミ以外の時間にも練習を行いました。私たち3年生は、話し合いの時間を設けたり、積極的に練習を行ったりする中で、一人一人の役割を決め、全員で協力しパスを回しながら戦うことを目標としました。その結果、3位までには入れなかったものの、“繋いだで賞”を獲得しました。この賞は今大会から設置された賞であり、チームワークよくパスを繋いで戦っていたチームに与えられる賞です。表彰式後には、メンバーから「みんなで戦えて楽しかった!」という声が聞こえ、目標達成を実感しました。

大会当日の競技中は、駒野ゼミのメンバー全員で応援をしあったり、試合後に全員でハイタッチをしたりする中で、他学年との交流の場面が多くありました。スポーツをするなかで、学年を超えて親交を深めることができるのは、駒野ゼミならではであり、駒野ゼミ自慢の良さだと考えます。また、この大会では備品等の事前準備や安全な環境を整備することの大切さについても学びました。競技に集中することが多くなってしまい学ぶべき点は他にもあると感じています。そのため、運営側の工夫や参加者に向けてどのような配慮が必要なのか等を学ぶことを次の大会での課題にしたいと考えます。

以上が車いすハンドボール大会の感想ですが、ゼミでは他にも学外での実践活動が行われました。平成30年度の活動を振り返ると、地域で開催された「青葉みんなのスポーツひろば」への参加、2020年東京パラリンピック開催種目のPR事業「全国横断 パラスポーツ運動会」へのボランティアも行いました。いずれも有意義で充実した活動でした。来年度も積極的に大会やイベントに参加することで、自分たちの経験を高めるとともに、将来教育現場において実践するための能力を身に付け、子どもたちにスポーツの楽しさや仲間と協力しあうことのよさを伝えていきたいです。(3年石橋幸奈)
 

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