2018/11/05 教育学科

【学科報告】「音楽科の指導法」模擬授業が始まりました

「音楽科の指導法」では、グループでの模擬授業を実施しています。音楽科の場合、授業を途中で終わらせるのではなく、グループのメンバー同士で実施箇所を分担し、音楽活動がある程度完成するまでを行っています。
では、後期に開設している4つのクラスの状況を一部紹介します。

10月25日4限の模擬授業では、1年の鑑賞からの表現活動として、「ドレミの歌」を使っての身体表現を行いました。音の高さについて体を使って表現し、音程に意識が向くように指導を行っていました。低学年ということもあり、活動することが楽しくなるような授業構成ができていました。

11月5日4限の模擬授業では、3年音楽づくり「まとまりのあるリズムを作り、発表しよう」の模擬授業を行いました。導入で「リズムカレンダー」を用いて4分音符、8分音符、4分休符の3種類のリズムを使ったリズム遊びを手拍子で演奏しました。その後グループごとに好きなリズムを決め、手拍子だけではなくボディパーカッションを用いて演奏しました。
同日5限の模擬授業では、4年「茶色の小びん」の器楽合奏を行いました。2つの部屋に分かれてパート練習を行い、その後一部のパートごとに集まってのセクション練習、その後全体合奏へと進みました。40人のメンバーでの器楽合奏は圧巻で、普段ピアノ以外の楽器演奏に慣れていない学生たちも指揮に合わせて正確な演奏をするよう頑張っていました。

11月7日3限の模擬授業では、6年鑑賞「日本と世界の音楽に親しもう」を行いました。流れてくる音楽で使われている楽器の写真を見ながら、模造紙に書かれた世界地図に児童役がイメージしたことを書き込みました。そして、記入後にグループ内で意見を共有し、日本の音楽との違いについて考えるという授業展開をしていました。

これらの活動を通して、授業者は一つ一つの授業を構築していく際に準備すべき点や配慮事項などを実際に学ぶことにより、現場での指導法を学んでいきます。それと同時に、授業者以外の学生は児童役を体験することでこの学年はこのようなレベルの音楽活動をしているということを学び、知識を蓄積していきます。

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