2018/05/21 教育学科

【学生報告】「仙台空襲」のお話を伺いました(三浦ゼミ)

三浦ゼミ4年生は、現在卒業論文に取り組んでいます。各自が設定したテーマに基づいて調査研究や模擬授業等を行っているところです。

5月21日には、仙台市が太平洋戦争末期に被害を受けた「仙台空襲」をテーマとして模擬授業を行いました。

授業の前半は、資料を用いて学習を進めました。空襲後の仙台駅前の写真から、建物がほとんど残っていないことに気付いたり、焼失区域図から、仙台駅西側の約500ヘクタールもの面積が被害を受けたことを読み取ったりすることで、資料を通して空襲の被害の大きさに触れることが出来ました。

後半には、「仙台の戦災?復興と平和を語り継ぐ会」より佐藤芳勝さんをお招きし、空襲当時に感じた恐怖や、食糧不足に苦しんだ戦後混乱期のエピソードなどをお話していただきました。普段、なかなか聞くことのできない「生の声」に、空襲の恐ろしさを再確認しました。また、教員を志す者として、子どもたちにもこのことを語り継いでいけるよう、深く研究を重ねていきたいという思いを強くしました。(4年 武田 拓真)

<学生の感想>
○ 今回していただいた話を語り継いでいくのは自分たちなのだと再認識させられました。下の代にまで伝えていくためにも、まずは自分でもっと勉強したいと感じました。
○ 戦争があった当時の様子や気持ちなど、戦争を経験した人にしか話すことが出来ないとても貴重なお話を聞けたので良かったです。これを私たちが語り継いでいかなければならないと感じました。
○ 2歳10か月だった当時の様子が佐藤さんの記憶に残っているということが空襲の恐怖を物語っていると感じました。また、戦地で戦った男性はもちろん、日本に残った女性も大変な苦労をしていたというお話も印象的でした。


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