2017/11/25 教育学科

【学科報告】ゲームを使った外国語活動の指導法

外国語活動の指導法では、歌や絵本、工作を使った指導に引き続き、11月第3週目はゲーム的な活動の実践練習をしました。

ゲーム的な活動を効果的に活用することによって、「英語を集中して聞く機会」「大まかな意味を類推する機会」「協力して取り組む機会」を与え、楽しみながら英語の語彙や表現に慣れ親しませることができます。ゲームを通して、いかに沢山の英語を聞く機会を与えることができるか、児童とのやり取り(インタラクション)が出来るかが大事なポイントです。実際に体験しながら基本的なゲームと活用のコツを学習しました。

学生の感想

  • 外国語活動におけるゲーム活動とは授業の導入や展開で得た知識をアウトプットする機会の場だとしか考えていませんでした。しかし今回のゲームを用いた学習実践では絵、歌と同様に英語をインプットする点に重きを置いていて、いかに英語を児童にたくさん聞かせるか、話させるかという点において本質はどの教材も変わらないのだと感じました。例えば今回のカードを用いたゲームではリスニングだけでなくスピーキング、発展活動へと段階ごとに難易度を上げていき、より児童に飽きさせることなく英語に何回も触れ合う工夫を学ぶことができました。今後も教材研究を今以上に熱心に取り組んでいきたいです。(2年 菊地 諒)
  • 外国語活動でゲームを活用する場合は、勝敗がつかないようなゲームを取り入れていきたいと思いました。勝敗のつくゲームは、児童のやる気を高めることは可能なのでしょうが、どうしても「勝つこと」に児童の意識が向いてしまう恐れがあり、本来の「英語に慣れる」という目的から外れてしまうことも予想されます。またゲームに負けてしまった児童の学習意欲を減退させてしまうこともあるでしょう。今回の授業を通して、ゲーム的な活動を行う際は「英語に慣れる」という本来の目的を忘れず、英語を楽しく学習する活動として取り入れでみようと思いました。(2年 川村 雄輝)

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