「TFU教育フォーラム」は、2012年度から保育?教育の実践的課題の追究、研究の進展を目的に始まりました。卒業生にとってはリカレント教育（再教育）に、学生にとっては進路決定の参考になる教育学科の特色ある活動の一つとして位置付けられています。

第1部（講演）、第2部（分科会）で合わせて延べ268名の参加がありました。遠くは北海道、関東地方等から駆けつけた卒業生もいて、久しぶりに会う同級生や後輩と談笑する姿が見られました。

第1部では、教育学科准教授?土生昭文氏が「空がこんなに青いとは　私の『初人験』」と題して講演しました。小学校教員時代に出会った方々から学んだこと、心に残っていることをさまざまな実物を使って実演し、また、ユーモアたっぷりに語りかけました。その一つひとつのエピソードは、現在教育現場で頑張っている卒業生、これから保育者?教員を目指す在学生、そして参加者一同の心に響くものでした。教員としての姿勢を土生先生の経験から豊かに学び取ることができたひとときでした。

午後の第2部は、保育?教職の両課程で分科会が行われました。保育課程は「保育者のための即興コミュニケーション入門」、教職課程は小学校?中学校?高等学校?特別支援学校での実践を中心に発表や討論が活発に行われました。本学卒業生の地道な教育実践の様子を伺い知ることができ、また、新たな学びの意欲を高める機会となりました。