2017/08/24 教育学科

【研究報告】日本コミュニケーションとテクノロジー研究会で発表

日本コミュニケーションとテクロジー研究会で発表を行いました。

8月24日?25日札幌で行われた日本コミュニケーションとテクノロジー研究会第1回シンポジウムで教育学科教員2名が発表を行いました。日本コミュニケーションとテクノロジー研究会は、東北大学大学院教育情報学教育部の渡部信一ゼミ修了生等を中心にして発足した研究会です。

三浦和美教授:「PF-NOTEとiPadを用いた授業リフレクションの実際」(8月24日)

現在教育現場は新たな教育課題や生徒指導等により多忙化に拍車がかかっています。かつてのように先輩教員から後輩へ知識?技能の継承がうまく図られていないという指摘があります(文部科学省2015)。こうした社会的背景から将来教員を目指す学生には自らの気づきを生かして授業改善する力が求められていると考えます。

そこで、教育実習を控えた3年次学生が行う模擬授業をPF-NOTE (POWER FEEDBACK NOTE:)という情報収集機器で授業評価を行いました。そのデータを基に授業の振り返り(リフレクション)を行った実践を発表しました。
ICT機器で収集される情報は膨大です。それをどう読み取り、学生の気づきに生かしていくのかについて今後も研究を継続していきたいと考えています。


和 史朗准教授:「障がい者スポーツ「ゴロ野球」の指導について」(
8月25日)

現在のわが国において、重い運動障がいのある子ども達がスポーツ活動に参加するには大きな制約があります。肢体不自由特別支援学校では、運動部活動?クラブ活動を実施していない場合が多いためです。しかし、日ごろから特別支援学校の子ども達と接していると、重い障がいがあったとしても「野球をしたい」と思っている子どもがたくさんいることがわかります。野球は、我が国において最も人気のあるスポーツだからです。

打ったり、走ったり、投げたりすることに障がいのある子ども達でも、様々な工夫をすることで野球ができるはず。子ども達のスポーツへの夢を叶えるための、個々の障がいの状態に応じた道具の工夫や支援の方法について発表しました。

発表後、養護学校に移動し、ゴロ野球の練習に取り組む子どもたちの様子を参観しました。

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