2017/07/20 教育学科
【学生報告】宮城県立視覚支援学校のボランティア活動に参加して
中等教育専攻安藤ゼミでは、7月5日に宮城県立視覚支援学校において乳幼児教室「ゆうゆう広場」でのボランティアに参加し、視覚に障がいがあるお子さんとおもちゃ作りなどを通して交流しました。
ゆうゆう広場は就学前の子どもたちが集団での遊びを通して友達との関わりやルールを学べるような活動で、保護者の情報交換や学習会も同時に行われています。
2年生の私たちがゆうゆう広場に参加するのは今回で2回目であり、今年度は1年を通して参加させていただく予定です。
今回の活動では、はじめに子どもたちの中心に先生が座り、絵本を読み聞かせていました。ここで使われているのは視覚に障がいのある子どもでも楽しめるように厚紙を貼るなど、立体的に作り直した絵本であり、触れることで楽しむことができるようになっています。
その後、先生たちと一緒に、幼児たちと独楽や紙コップロケットを作って遊びました。独楽をデコレーションするシールも「ツルツルしたもの」「フェルト生地のもの」「ザラザラしたもの」「キラキラしたもの」など、見やすいものや、触れただけで違いがわかるようなものなど、工夫されていました。子どもたちはそれぞれ見え方が異なるため、見やすいことと、触れて理解を促すことのどちらも大切であることを教えていただきました。
私は現在、教員になることを目指しています。ゆうゆう広場に通い続けることで、少しずつではありますが、視覚障がいに対する理解を深められていると感じるのと同時に、先生方が子どもたちに接する様子を間近で拝見しながら、教員を目指す自分がこれから何を身につけなければならないかを考えています。
指導教員から
安藤ゼミでは昨年度から宮城県立視覚支援学校の「ゆうゆう広場」(乳幼児相談会)に参加させていただきながら、養育相談や就学相談など、特別支援学校が果たす幅広い役割について学ばせていただいています。また一度きりではなく、同じ場所に通い続けることで何が見えてくるかを学生自身で学び、感じ取ってほしいと考えています。
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