山﨑ゼミは教育学科幼保コースおよび社会福祉学科保育士課程の3，4年生を対象にしたゼミです。

保育における実践力の向上と、協働性?同僚性の理解をねらいとして、個人またはグループでパネルシアターやスケッチブックシアター、ペープサートなど多様な保育教材を制作し、学内外で実演する取り組みを大切にしています。

国見祭のゼミ企画「ひよっこおはなしひろば」では、3，4年生が協力して企画?準備を進め、2日間で延べ272人の子どもや保護者、高校生、大学生が来場しました。学生たちは緊張しながらも堂々と、そして楽しく実演する姿を見せてくれました。

また、宮城県図書館のおはなし会や、名取市の子育て支援拠点施設「ここいる」が主催する「ぱぱサンデー」、のびすく泉中央でのイベントなど、学外での実演も積極的に行っています。多くの子どもたちを笑顔にする経験を通して、学生たちは保育の楽しさややりがいを実感しています。

活動を重ねるごとに、「演じる」ことそのものの楽しさを味わい、学生自身が笑顔で実演できるようになってきました。その笑顔が、場全体の楽しい雰囲気づくりにもつながっています。

さらに、子どもの興味をどう引きつけるか、よりよい表現をどう生み出すかについて、グループで何度も話し合う「作戦会議」の時間も大切にしています。こうした過程を通して、保育に欠かせない協働性や同僚性を実践的に理解することは、将来、保育現場に立ったときの大きな力になると考えています。

 今後も、学内外で多くの子どもたちと楽しい時間を共有しながら学びを深めていきたいと思います。