2024/08/23 教育学科

「家族と先生と学生のための発達障がい講座」を開催しました(特別支援教育研究室)

7月27日(土)実習支援センター特別支援教育研究室主催の「家族と先生と学生のための発達障がい講座」が国見キャンパスで開催されました。

今年度第一回目の公開講座は、本学教育学科の和史朗准教授による「行動問題の理解と対処? 応用行動分析学(ABA)の学校現場での活用 ?」でした。和准教授自身の実践経験を踏まえた講演に58名の参加者が熱心に聞き入りました。
 

講演の内容

応用行動分析学とは、「人はどのように学ぶのか」「人はなぜそのような行動をするのか」「どうすることで人は様々な行動ができるようになるのか」を研究する学問です。最近の様々な調査から、学校の教員が児童生徒の示す行動問題の対応にとても苦慮していることがわかっています。児童生徒の行動の問題は、その対応を誤るとかなり長期的に維持してしまいます。では、どうすることでこうした問題を解決することができるのか。様々な実践事例をもとに、その解決策を参加者のみなさんとともに考えました。
 

参加者アンケートより

?本日の講座で特に印象に残ったことは、「できていない条件」ではなく「できる条件」を探るということです。夏休み明け実践してみます。(学生)
?受講して、小さな一歩だとしても、コツコツと子どもたちの成長を積み上げて、幸せに生きていけるよう専門性をもって大切に関わって行きたいと思いました。(学生)
?その子どもにとって適切なほめ方を見つけることが大切だということがわかった。(学生)
?どうすれば、子ども達が安心できる環境をつくることができるのか、データ分析を繰り返しながら、子どもの味方になれる教員になりたいと思えた。(学生)
?子どもとかかわる中で、一瞬たりとも目が離せない!と今まで言葉にしていましたが、それは「子どもの良いところを見逃すな!」ということなのだとわかりました。(一般)
 
          講座で使用された資料より
講座で使用された資料より
講座の様子
講座の様子

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