2023/12/23 福祉心理学科

【学び】1年間の学びをこれからの学びとつなげる探究学習 / リエゾンゼミⅠ

リエゾンゼミ1 42組(担当:中村修、内藤裕子)では、後期に探究学習に取り組みました。

「SNSとの関わり」「コロナ禍での生活」という大きなテーマは教員が設定しましたが、そこから「どんなことを調べるか」「どんな仮説?予想を立てて検証するか」という具体的な問題意識や研究課題は学生たちが設定しました。グループごとに、自分たちの仮説?予想を確かめるための計画を立案し、データを集めて分析し、結果をまとめて報告するという作業を行いましたが、これらの作業は1年生の前期で学んだ「大学で使う学びのスキル」を活用しつつ、今後深めていくことになる心理学の研究法を先取りした学びにつながっていくものです。

4年間の学びの集大成となる卒業論文などと比べればもちろんつたない点はあったものの、各自が「1年生の今の時点でできること」と「この先の『伸びしろ』」に気づく良い機会となったようです。


学生の声

『後期のグループ活動は、実際に自分たちでアンケートを取り、その結果から表を作って自分たちで立てた仮説を検証する内容だったため、今まで以上に難しく達成感のある活動でした。アンケート調査では、統計や心理尺度を使ってデータを収集?分析するなど、心理学研究における心理測定法を用いた調査を体験することができ、2年生からの学習につながる内容だったと感じました。目に見えない人の性格や心を点数化してデータとして目に見える形にすることで、ひとつの集団における傾向を知ることができるのは、人の心を対象にした心理学において澳门赌场app_老挝黄金赌场-【唯一授权牌照】な調査法なのだとも感じました。表にしてまとめるのは思った以上に難しかったですが、他の班の発表を通して、自分たちの作った表の改善点も見つけることができて良かったです。最近はネットで何でも調べられる時代ですが、自分たちで仮定を立てて調査?検証することで、より深く物事を考えられるということを改めて感じました。』

『それぞれのグループで調べたいことを明確化し独自のアンケート調査を行っており工夫がみられて参考になる点や面白いなと思う点が多くみられて楽しかったです。レイアウトにもそれぞれで個性が表れていて一つとして同じものがなくて見ていてすごいなと思いました。また改善点もやはり見受けられましたがそれすら学びの一部となり来年以降の学習で参考になるなと感じました。』

『今回のグループ発表では気になる話題から実際に調査をし、その結果をまとめて発表しました。私はこのような自分達で計画や仮説を立て、アンケートも自作するようなグループ発表をしたことが初めてだったので難しいと感じることが多かったです。実際に調査したいと思ったことと仮説が噛み合っていなかったり、自分達が調べたいと思ったことが結果に出るような質問を考えたりすることにとても苦戦しました。しかし、少ない人数の中で仕事を分担し、何とか発表を形にできました。今後の心理学の授業の中ではこうした調査を含むグループ発表を行う機会は多々あると思っています。その際には今回のゼミで学んだようなきちんと道筋を立てて調査発表を計画することやアンケートを取る際の注意点を意識して取り組もうと思いました。また、他グループの発表で学んだことも多くありました。現在1学年で私含めみんな慣れてないところがあったかもしれませんが、どのグループもとても見やすく分かりやすい発表だと思いました。』

 

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