2022/01/25 福祉心理学科

【学び】心理学を『伝える力』を身に付けるアクティブラーニングに挑戦 / 心理実践活動論

福祉心理学科の1年生を対象に開講されている心理実践活動論の授業では、様々なアクティブラーニングを取り入れています。

1月24日 発表会
本年度の心理実践活動論(担当:吉田綾乃?清水めぐみ)では、「福祉」、「医療?保健」、「司法?法務?警察」、「産業?労働」の各領域から、第一線で活躍しておられる6名の先生を外部講師としてお招きし、仕事の具体的内容、やりがいや魅力、学生時代の過ごし方など、幅広いお話を伺いました。

講話翌週には、「心理職に求められる姿勢」、「検査のメリット?デメリット」などをテーマにグループディスカッションと発表に取り組みました。
1月25日 発表会
1月の授業では、実践現場における多職種連携を踏まえて、心理学を専門としていない人々に心理学的知見を伝える力を養うという観点から、アクティブラーニングに挑戦しました。

日本心理学会が刊行している「心理学ワールド」の記事を題材に、研究内容を分かりやすく紹介するグループワークと、研究に対する意見をまとめるディスカッションを行い、その成果を1月24日に発表しました。

アクティブラーニングを通して、学科の教育目標である『心理実践力』のうち「対人調整力」、「コミュニケーション力」、「人間理解力」、「問題発見?解決力」、「情報発信力」の基礎を身に付けることができたようです。また、14グループの発表を聞き、学生たちは心理学研究の多様性を知り、心理学を学ぶことに対する意欲がさらに高まったようです。

学生の声

『同じテーマでもグループにより発表内容が異なっていた点が面白く感じました。今回の発表を通して、心理学が様々な領域と関連していることなどを改めて確認しました。講義内で紹介された「学ぶことで無関係が関わりへと変化する」という言葉から、学ぶことで自分と無関係だったものが関係を持ち感動へと変わるという考えを知り、これから心理学とともに他の様々な事柄についても学ぶことで、これからの自分をより良くしたいと考えました。』

『たくさんのグループの発表を聞きましたが、どのグループもスライド作りを工夫していて、要点を絞って伝えたい部分を強調したり、記事を読んだことの無い人にも伝わるように専門的な単語が出た場合には解説を挟んでいたため、難しい内容でも理解することが出来たと思います。また、それぞれのグループが読んだ記事の内容をさらに深めようと様々な意見を出しており、心理学は本当に奥が深いのだと感じました。これから研究活動を行う際は、今回のグループ研究で得た経験をいかしていきたいと思いました。』

『心理学と関係あるのかな、と感じるテーマでも根本的な部分や、違う側面から見たときに実は深いかかわりを持っていることもあるのだとわかりました。関係がない、とすぐに割り切ってしまったりせず、疑い(疑問)をもつことが大切と実感しました。心理学はとても奥が深く、様々な分野に展開されることが多いので、それぞれのグループのように幅広い視点から考えることが出来るのだと感じました。普段から広い視点で物事を考えられる人でありたいと思います。』

『グループ発表はとても緊張しましたが、大勢の人の前で話すいい経験になりました。テーマがとても幅広く、聞いていておもしろかったです。また、身近に潜んでいる小さな疑問でも、心理学と結びつけて考えるとおもしろい結果が出てくるとわかりました。まだ心理学を学び始めて1年経っていませんが、今回の発表を終えて、さらに来年以降の学びが楽しみになった気がします。この先、心理学を学んでいると有利になるかもしれないというお話も聞くことが出来たので良かったです。』

『心理実践活動論はグループワークが多く最初の方は不安でしたが、勇気を出して自分の意見を伝えた時に、グループの人たちが賛同してくれたり、共感してくれたり、納得してくれたり、たまには反対意見も言ってくれたおかげで、自分の意見を他者に伝えることが自分自身の学びの糧になり、視野が広がるきっかけになるということを知ることができました。』

『(発表会後の振り返りから)各グループが発表した内容を組み合わせて、新たな疑問や新たな視点が生まれること知り、今後はひとつの着眼点で物を見るのではなく、複合的に見て、興味や自分の思考できる範囲を広げていきたいと思いました。他のグループの発表を聞いて、新たな発見が沢山見つけられたことが楽しかったです。』

※感想は抜粋です。

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