2019/12/11 総合福祉学研究科 福祉心理学専攻

【報告】公認心理師をめざす大学院生による「心理実践実習報告会」が開催されました

総合福祉学研究科福祉心理学専攻臨床心理学分野の実習科目である「心理実践実習」では、公認心理師をめざす大学院生がさまざまな領域で実習を行っています。そのうち、医療領域の実習として、今年度は1名の大学院生が、本学の付属施設であるせんだんホスピタルにおいて、半年間の実習に参加しました。

せんだんホスピタルは2018年6月に開院し、精神科、児童精神科、内科、神経内科の4つの診療科を標榜し、精神科と児童精神科は144床の病棟を持っています。

12月4日に「心理実践実習報告会」がウェルコム21で行われました。今回、実習生は主として青春期デイケアに参加し、プログラムを通しデイケアメンバーに関わることで学んだことを報告しました。たとえば、医療領域での心理職の役割やデイケアにおける心理職の専門性や多職種連携、さらにはメンバー間に働く力動の理解や集団の効果などについてです。これからこの実習に参加する予定の後輩たちにとっても、この報告会は実習先のイメージを持つことができ、学びの場になったようです。報告会に参加した大学院生の感想を一部紹介します。

 院生の感想

『ケアメンバーの方々と長期にわたり決まった時間に会い続けることで生まれる人間関係や力動があるというお話には感銘を受けました。私自身実習に臨むにあたり、健康に気をつけ、メンバーの方々と会い続けることを目標のひとつにしようと思いました』
『デイケアにおける心理職の役割や他職種との連携、利用者の方との関わりを、体験を通して学んでいく過程を知ることができました。特に心理職として、ひとりと関わりながら集団を見ることや距離感を考えながら接することの大切さを学びました』
 

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