2019/12/10 福祉心理学科

【学び】心理学 × マーケティングを学ぶ マクロミル 色摩先生による講話 / 心理実践活動論

1年生を対象とした『心理実践活動論』の授業では、第一線で活躍しておられる外部講師をお招きし、職場での心理実践活動の実際や学生時代の学修経験などについてお話いただいています。

12月9日(月)は、マクロミル(株)でリサーチディレクターを経験し、現在は人事部で新卒採用担当をなさっている色摩あゆみ先生に講義をご担当いただきました。色摩先生には、身近な商品を対象にしたワークを行いながら、マーケティングリサーチの流れや、リサーチのお仕事内容についてご説明いただきました。また、10年先の未来も予測が難しい現代において、社会ではどのような力を持つ人材が求められているのか、その力を身に付けるために学生時代にすべきことは何かなど、幅広くお話いただきました。

色摩先生のお人柄やテンポの良いお話に接して、受講生は、心理学的アプローチが社会の様々なところで活用されていることを理解するだけではなく、自分の大学生活の過ごし方を振り返ることができたようです。

ワークに取り組む受講生
学生の感想

『今日のお話を聞いて、カウンセリング以外の場でもさまざまな形で心理学が活かされていることを知りました。マーケティングに必要不可欠な戦略である「誰に/どんな価値を/どうやって」ということは、心理においても「対象者が/どんな気持ちなのか/どうやって一緒に解決していくのか」という部分とも結びつけて考えることができるのではないかと思いました。また、心理学以外でも自分の頭で考え仮説を立て、目的を持って行動し、検証していくという力が必要になってくるのだと思いました。』

『私は「企業」で働くことが、自分達の今の学びとは全く別の場所にあるように思っていました。しかし、今回のお話から、心理学と企業で働くことは同軸に存在するのだと感じ、考え方が大きく変わりました。今日の講義を通して、これからの時代を生きるビジネススキルを学ぶことが出来たように思います。どんなに強いものでも時代の変化に対応出来なければ意味がない。自分の頭で考えて実行に移し、軌道修正しながら成果に繋げていくことが大切なのだということをしっかりと覚えておきたいです。』

『今回はマーケティングのことなど、普段はあまり触れることのない領域について知ることができました。私たちが普段何気なく手にしている物の一つ一つが、どのような人をターゲットにしているかなど、多くの工夫がこなされているのだなと思いました。この商品はどのような人にどのような心理的影響を与えるのか、そのような場面でも心理学は使えるのだと思いました。実際にワークを行い自分たちでもこの商品は誰を対象にしているのかを考えましたが、とても楽しく行うことが出来ました。』

『ビジネス成功の裏で、企業をマーケティングリサーチの視点から支援する仕事に初めて触れることができました。私たちの身近にある多くの商品がマーケティングによって提供されており、消費者の価値観やニーズに合わせて企業が努力していることを知りました。消費者である私たちが企業に意識を伝えるために、アンケートなども積極的に取り組みたいと思います。また、心理学の学びを仕事に生かすために仮説を立てて検証する力を育てたいと思います。』

※感想は抜粋です。
 

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