半澤 利一ゼミ(司法?犯罪心理学 / 臨床心理学)

犯罪現象や少年非行を通して人と社会を学びます。

ゼミのテーマ

 「犯罪現象や少年非行を通して人と社会を学ぶ」

司法?犯罪心理学から学習テーマを選び、人間の成長や家族、社会との関わりを理解し、更生を支援する臨床的な方法論を学んで行きます。

ゼミの学び方

問いから考える。対話で学ぶ。聞いて、話して、書き、講評する。

福祉心理学科と社会福祉学科の学生が互いの強みを活かしながら、課題についてグループで協力して調べ、構成したことを発表し、話し合って検討します。討議結果の考察を書くことで学び合いを深化させ、ピア?レビューして互いの理解に学び、新たな問題意識と意欲を生み出すことにつなげます。
 

ゼミの特徴

特別演習『夜ゼミ』や見学会などの開催

司法?矯正?更生保護領域の現職の専門家から講義やロールプレイの指導を受け、関係機関を見学し、家庭裁判所や少年院などで開催されるインターンシップに参加(希望者)してその社会的機能や職務を知り、学修活動で得た事柄が現実の臨床場面でどのように応用されるかを理解します。これらは、心理?社会的支援に不可欠な心理実践力の養成につながります。

リエゾンゼミⅡからⅣの学修内容は「基本→応用→実践」という3つのプロセスで体系化されています。2年生で理論や概念などを習得し、3~4年の事例検討やロールプレイで実践力を養います。また、ゼミOBOGを特別演習の講師に招いたり、先輩と後輩が意見交換を行うことで、学年を超えた親睦を深め、次なる学習目標や志望する進路を明確にします。就職活動や採用試験を終えた先輩から直接に学ぶ機会もあり、目標達成に向けた道筋や方法が具体的にわかります。


ゼミ生の声

  • 家庭裁判所調査官をしていた先生のコメントにはリアリティがあって考えさせられることが多く、先生の実体験も聞けるので非常に学び甲斐があります。このゼミの学修で、犯罪に関係するニュースへの関心が増えたと思います。
  • 現場の臨床家のお話は非常に興味深いもので、知らない世界に触れたことで視野が広まりました。このゼミは今までに経験したことのない、新鮮な事を学び続けられるゼミだと思います。
  • 印象深かったのが特別講師の方の授業で、実際の事例を踏まえ、どういう支援をするのかなどが具体的に分かりました。自分が精神保健福祉士になった時にも支援を考える上で参考になることがたくさんあり、とても勉強になりました。
  • 加害者の出生から何故ここまでに至ったか、などの生育史や家庭環境をグループワークを通して具体的に共有し合うことで、自分にはなかった考えを聞けるのでとても勉強になります。思考の幅が大きく広がったことを感じています。
  • 合同ゼミなどを通した先輩方との交流は、学びだけではなく人格形成にもつながります。自分が目指す職業を選択している先輩方にインターンの感想や、やるべき事を明確に教えて頂けるというメリットがあります。
  • 自分たちで討議課題を考え、それを全員で話し合い学びを深めるということが魅力ですが、それに加え、その討議課題について先生が自分たちが気づかなかった視点から解説してくださるので、自分の視野を広げることができました。生徒の要望や質問項目に対して親身になっていただける点も良かったです。
  • 先生は、就職関係のお話を授業の中でしてくださることに加え、授業外の時間も親身になって相談を聞いてくださったため不安を少なくして努力を継続することができました。

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