9月27日（水）国見キャンパスにおいて、第130回心理学コロキアムが開催されました。今回は鎌田克信先生に「Aが教えてくれたこと」と題して、小学校での事例報告を行っていただきました。

「こころとからだ」「いのち」を考える教育の取り組み事例や、不登校だった児童が登校出来るようになるまで，そして登校後の支援の過程などをお話しいただきました。 学校、ソーシャルワーカー、NPOなどが其々の役割を果たしながら連携し合い、児童が人との関わりを持てるように居場所づくりを進めたこと、母親への継続的な支援を行うことで信頼関係を築き、家庭との連携に繋がったこと、また、ボランティアサークルの大学生との関わりによって児童は人と関わる自信が持てるようになり、周囲との関係性を広げることで自己肯定感を高めることに繋がったこと、などが報告されました。発表後は活発に質疑や意見が交わされ、盛況のなかコロキアムは終了しました。