2017/04/27 福祉心理学科

【報告】山口奈緒美講師が2016年度「学生が選ぶベストティーチャー賞」を受賞

「学生が選ぶベストティーチャー賞」を福祉心理学科で演習科目を担当している山口奈緒美講師が受賞しました。本賞は学生による授業評価に基づいて総合的に授業力を審査するものです。なお、山口講師は2015年度には優れた講義を行った教員に贈られるグッド?レクチャー賞を『心理学の基礎』の講義で受賞しています。『心理学の基礎』は受講者数が300名を超える科目ですが、本学の教養科目の中で学生から最も高く評価されました。

山口講師に受賞の感想と講義について伺いました。

ーー受賞についての率直な感想をお聞かせください。
いつも、どのトピックを扱おうか、どのように伝えようか、どうすれば理解が深まるか、などなど散々悩んで講義を構成しているので、正直、ホッとしています。受講生のみんながこちらのメッセージをきちんと受け取ってくれたのだと思います。みんなどうもありがとう!というのが率直な感想です。
ーー『心理学の基礎』の講義では、具体的にどのような工夫をしているのですか?
心理学的な内的プロセスを受講生に実際に体験してもらえるように、常に意識しています。私たちにとって、感情がわいたり、何かを覚えたり、人とコミュニケーションすることは当たり前のことで、普段あまり意識しませんが、これらが実によく洗練されたシステムによって成り立っているんだということを改めて実感してもらいたいと思っています。
ーーこれから受講する学生さんに向けて一言お願いします。
人間は、本当にスマートで、とても美しく構成された生き物ですが、同時に、愚かで頼りない部分もたくさんあります。心理学を学ぶことによって、人間という生き物について理解を深め、敬愛し、自分や他者へのあたたかいまなざしを得てほしいと思います。
ーーありがとうございました。