2023/10/19 社会福祉学科

河北新報の記事「『親子に怒声 動けず???』投稿に反響」に清水冬樹先生のコメントが掲載されました

河北新報「『親子に怒声 動けず???』投稿に反響」の紙面 河北新報社提供
河北新報「『親子に怒声 動けず???』投稿に反響」の紙面 河北新報社提供
河北新報10月04日掲載「『親子に怒声 動けず???』投稿に反響 『育児は母親』偏見も影響か」に、本学の清水冬樹准教授のコメントが掲載されました。

仙台市バスの車内で、泣く子を連れた母親が高齢男性に「うるさい」と怒鳴られ、途中下車をした場面を目撃した方が、河北新報の「声の交差点」に「どうすればよかったのか。今も無力感を覚える」と思いを寄せたことから、同様の場面についての経験談や、育児中の母親への共感や励ましの投稿、バス事業者側の対応を問う声など、多くの反響があったことが紹介されています。

この記事について「世代間交流減り共感薄れる」という見出しで、清水冬樹准教授の次のようなコメントが掲載されました。

「怒鳴る側には『子育ては母親が担う』という性役割への固定観念があるのでは。子育てする人の委縮につながる。地域で多様な世代が関わる機会が減り、『子供は泣くし、走り回るもの』という認識を共有できなくなっている。育児をする父親の姿を可視化させたり、地域の大人と子供がつながる仕掛けを作ったりすることが必要だ」