2022/07/15 社会福祉学科

【学び】「認知症にやさしい大学」を目指して「認知症サポーター養成講座」開催

受講後認知症サポーターカードを手にする1年生
受講後認知症サポーターカードを手にする1年生

本学では、平成26年より仙台市と「認知症施策推進に関する連携協定」を提携しております。この協定の一環で、社会福祉学科1年生のリエゾンゼミⅠの時間を使って「認知症サポーター養成講座」を毎年開催しています。

「認知症サポーター養成講座」は、国の認知症施策推進大綱のなかでも位置づけられています。これまでに認知症フレンドリーな社会をつくることを目指し、全国各地で開催され現在では1,391万人のサポーターが誕生しています。

今年は、7月13日(水)に学内25の教室や演習室と、せんだんの里の佐々木園恵さんをつなぎリアルタイムオンライン形式で開催しました。
講座では、認知症の理解だけではなく、どのように関わるのか、どのような声掛けが望ましいのかについて、講師の佐々木さんの実際の体験を交えながら説明頂きました。

受講した学生の声

真剣に学ぶ学生
真剣に学ぶ学生
  • 「認知症を正しく理解し、認知症の方のできることを奪わないように応援者として接することが大事だと今回の講座で分かりました。家族だけでは難しいことを周りの人が支えていけるように心がけていきたいと思います」
  • 「認知症の種類や特徴を聞いたことはありましたが、良い対応や悪い対応などは今回の講義で改めて理解することができました。これから認知症サポーターとして認知症の方と関わりを深めていきたいと感じた」
  • 「認知症の方が自分らしく生きるうえで“支えてあげる”のではなくて“ともに考える”ことを心がけて、その方が少しでも幸せを感じられるような認知症サポーターを目指したいです」
 受講後には、認知症サポーターの証である認知症サポーターカードが手渡され新たに400人を超える認知症サポーターが誕生しました。このように大学をあげて認知症サポーター養成を行っている例はあまり多くはありません。認知症にやさしい大学を目指して私たち一人一人ができることを考えていくきっかけになりました。