2018/12/21 情報福祉マネジメント学科

学生2名がビジネスコンテストでプレゼン/「高齢者見守り支援AIシステム」を開発中

ITをテーマとしたビジネスコンテスト「X-Teck Innovation 2018(クロステックイノベーション)」の東北地区最終選考会が12月18日、ホテルメトロポリタン仙台で行われ、情報福祉マネジメント学科?大内誠研究室AI研究グループの3年生2名が参加しました。

プレゼンでシステムの説明をする安藤さん(左)と佐藤さん
プレゼンでシステムの説明をする安藤さん(左)と佐藤さん
大内誠研究室AI研究グループの安藤稜さんと佐藤真弥さんは、高齢者福祉施設の個室では見守りシステムが充実している一方、多くの人が過ごす共有スペースではセンサー等での発見が難しいことに着目。利用者の事故につながる可能性があり、職員の負担増が課題となっています。そこで、大学関連福祉施設や教員のアドバイスを元に、共有ルームを見渡すことができるカメラとAI技術を用いて、高齢者の行動を予測、転倒や転落をリアルタイムで防止するシステムの開発を進めています。

今回のビジネスコンテストは選考と面談を経て、東北地区では12の企業?団体が最終選考に残りました。最終選考会では、審査員と聴衆約150人を前にプレゼンテーション。安藤さんと佐藤さんは、開発の経緯やシステム概要を説明し「職員の負担を軽減することで、労働環境の改善、施設利用者へのサービス向上につながるのではないか。大学の関連施設で現場に即して開発できるのが私達の強み」と展望を話しました。質疑にも堂々と応答し、約10分間の発表を終え、審査結果発表では「NTTデータ賞」に選出されました。

発表を終えた2人は、「福祉分野にAIを活用することに興味を持ってもらえたようで良かった。実現に向けて開発を進めていきたい」と手応えを感じた様子。今後は大学関連福祉施設での実証実験を予定しており、現場の意見を取り入れながら改良し、サービス提供を目指しています。

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