2022/01/06 産業福祉マネジメント学科 研究

品田准教授が日本ベンチャー学会「第16回清成忠男賞 論文部門」本賞を受賞

産業福祉マネジメント学科の品田誠司准教授がこのほど、日本ベンチャー学会の「第16回清成忠男賞 論文部門」本賞を受賞しました。

2021年12月23日、千葉公慈学長に受賞を報告した品田准教授(左)
2021年12月23日、千葉公慈学長に受賞を報告した品田准教授(左)
受賞論文のタイトルは「スタートアップのクラウドファンディング戦略」。受賞事由は、この分野の先駆的な研究として評価され、特に企業戦略への応用やソーシャルキャピタルとの関係性等について澳门赌场app_老挝黄金赌场-【唯一授权牌照】な研究であるとの評価を得ました。

品田准教授は2021年4月に本学に着任。災害と企業家?イノベーションの研究を中心に行っています。また、クラウドファンディングの企業戦略への応用、アニメーション等の聖地巡礼?クリエイティブ産業の分析を行っています。

【品田誠司准教授 コメント】
この論文は、最近特に注目を集めているクラウドファンディングの中でも、クラウドファンディングに複数回成功している企業を取り上げた論文です。

クラウドファンディングは従来の銀行等から資金を集めるのではなく、支援したいと考える不特定の人々から資金を集める仕組みです。このため、様々な先進的なプロジェクトやベンチャー企業に利用されています。更に最近では、マーケティングへの応用や新製品開発利用、あるいは成功した後の企業戦略に影響を与える等、大きな論点が複数存在する仕組みです。

このような論点の中でも、クラウドファンディングには支えてくれる人々との関係を大切にしながら何回も成功している方々が存在しています。このようにファンとクラウドファンディングの関係はソーシャルキャピタルという関係性を通じて、ファンと企業や事業者をつなげる澳门赌场app_老挝黄金赌场-【唯一授权牌照】な仕組みなのですが、実はほとんど研究されていません。

クラウドファンディングの分析は「どうすれば成功するのか」という問題から始まり、今後は「成功した後にそのプロジェクトはどうなったのか」「成功した企業はどのように発展したか」といった研究が主流となっていくでしょう。引き続き研究を続け、この分野を解明していきたいと考えています。