2020/09/16 産業福祉マネジメント学科

古川学園高校で模擬授業を実施

高大連携事業の一環として、本学科の工藤健一准教授(専門:介護労働)が8月27日に宮城県大崎市の古川学園高等学校で模擬授業を行いました。

古川学園高等学校の「総合的な探究の時間」において、「東北の課題 少子高齢化」というテーマで模擬講義が行われました。講義の90分間の中で、少子高齢化の定義、日本全体および東北の現状や課題、取り組まれている施策等についての解説が行われました。

導入部分はクイズ形式で進められました。例えば、生徒の皆さんが生まれた頃の「2004年に日本で生まれた人の人数(出生数)は?」といった問いをきっかけに、親御さんの世代や祖父母の方々の世代の出生数などと比較しながら、少子化の進展について一緒に考えていきました。他にも高齢化や人口減少に関わる現状をクイズ形式で身近な視点で考えてみました。

後半は日本の人口構造の変化や少子高齢化の進展について、国の統計資料などをもとに解説が行われました。歴史的推移や国際比較といった視点も大切であること、私たちの生活する東北に固有の特徴、少子化や高齢化の要因と取り組まれている様々な施策等について理解を深めました。

生徒の皆さんは事前学習を進めた上で当日の模擬講義に臨まれました。質疑応答も活発に行われ、生徒の皆さんの向学心の高さが窺われました。また、最後に代表の生徒さんが当日の講義内容も踏まえながら、お礼の挨拶を立派に述べられたことも印象的でした。