2018/11/15 医療経営管理学科

【教育】東北大学病院で病院事務研修

医療経営管理学科では10月24日に東北大学病院 医療情報室にて病院事務研修を行いました。
研修には「医療機関実習事前指導」を履修する2年生12名が参加しました。

研修の様子1
研修の様子1
前半はメディカルITセンター長の中山教授、医療情報室長の末永様、診療録管理係の三浦様による御講義、後半は施設見学でした。

中山教授から「医療情報の仕事は非常にやり甲斐があります。学生のみなさんはしっかり勉強して医療情報の分野を牽引してほしい」と熱いメッセージを頂きました。また大学病院で勤務する卒業生の様子なども話してくださいました。

末永様からは大学病院の医療情報システムの概要、メディカルITセンターの体制、診療録支援システムの説明の他、院内情報コミュニケーション環境を如何に使いやすく且つ危機管理を整備していくかなど興味深い話もしてくださいました。また、経営戦略、経営改善、医療安全が我々のミッションであること、診療録を適正に管理し、監査し、医師への指導の立場にあることなど貢献度の高い業務であることを語っていただきました。2年生に向けて「若い時の様々な経験や出会いがその後のキャリアに結びついていきます。人とのご縁を大切にしてください」との温かいメッセ—ジをいただきました。

三浦様からはDPC/PDPS制度、診療録管理係の業務説明、診療情報管理体制、診療情報管理士の役割、院内がん登録、医師事務作業補助業務など、学生に分かり易い言葉で説明をしていただきました。「診療情報管理士の業務は多岐にわたります。向上心を持って勉強してほしい。みなさんのご活躍を期待しています」とのメッセージを頂きました。

後半は、末永様と三浦様のご案内で、医療情報室、カルテ室、サーバ室など施設見学しました。貴重な設備や職場の様子を間近に見させていただき、巨大病院の情報管理業務が如何に澳门赌场app_老挝黄金赌场-【唯一授权牌照】であるかを学びました。

学生からの質疑に対しても丁寧に応えてくださり、御講義も施設見学も充実した研修会となりました。職員の皆様ありがとうごうございました。

引率:医療機関実習事前指導教員 

学生の研修レポートより

院内の見学の様子
院内の見学の様子
  • 東北大学病院事務研修?見学会に参加し、私は、現場の雰囲気などを知り、より診療情報管理士がどのように病院で活躍しているのかを知ることができました。(中略)
    今回の東北大学病院事務研修?見学会は私にとってとても大きな体験でした。現場を見ることによって診療情報管理士とはどのような職業なのか、病院にとってどのような役割なのかがより明確になりました。また、見学途中に今授業で習っている内容や言葉などが多くありました。今までは授業でしか出てこない言葉でしたが現場で使われていることを知りさらに勉強の方も頑張ろうと思えました。 これからもわからないことはたくさんありますが、今は勉学に励み、診療情報士を目指していきたいと思います。(2年生)
  • 今回の東北大学病院の見学会では東北大学病院の概要や医療制度、診療情報管理士の業務内容などを教えていただいた。また、普段は見られないカルテ室やサーバー室を見せていただいた。(中略)
    実際に診療情報管理士の方や職員の方の話を聞いたり、現場を見たりすることによってたくさんのことを学ぶことができた。私は先週、宮城県立こども病院の見学会にも参加した。二つの病院を比べてみると、病院の規模や職員数、機能も全く異なっていると感じた。今回は東北大学病院ならではのがん拠点病院や臨床研修病院、特定共同指導など、さまざまな話を聞くことができてとても勉強になった。いただいた資料や話の中にあった、がんゲノム医療中核病院や病院機能評価などに興味をもったので調べてみようと思った。また、私は東北大学病院の見学会に参加して、改めて診療情報管理士の役割の大切さを学ぶことができた。私もこのような澳门赌场app_老挝黄金赌场-【唯一授权牌照】な仕事をすることができるように、しっかりと目標をもって日々の授業や勉強を頑張ろうと思う。(2年生)
  • 私は今回の研修で、診療情報管理士としての職業が、チーム医療においてどのような役割を果たしているのかを今まで学習してきたこととともに実際に自分の目で確かめることができた。東北大学病院における診療録管理係が行う業務について詳しく学んだ。その業務の説明の中でも、診療記録や入院処方の入力、データ整理などを主に行う医師事務作業補助者が医療機関において大きな役割を担っていると分かり、とても魅力的に感じた。また、業務紹介以外に、東北大学病院が国立大学病院で全国2位の規模であることや、1951年に初めて地域がん登録を開始したのが東北大学の教授など、東北大学に関わる医療の知識も教わった。講義を受け、診療情報管理士を目指そうという気持ちが一層高まった反面、今できることとして第一に診療情報管理論や分類法といった授業を怠らないようにしたいと思う。講義後に行われた施設見学では、診療情報管理士の働く姿を初めて見ることができた。最初に訪れた診療録管理室では、予想よりも遥かに多くの紙カルテが保存されていることに驚いた。(中略)
    講義と見学から、診療情報管理士のみが扱えるような業務が多く、欠かせない存在だと改めて強く感じた。だから、診療情報管理士となるには知識を身につけるのはもちろんのこと、責任感や正確かつ迅速な対応力が必要だと思ったので、日々努力したい。(2年生)
  • この度は東北大学病院の事務研修会に参加させていただきありがとうございました。3次医療機関である東北大学病院に見学へ行き、普段は入れないような様々な業務について目に焼き付けることができました。(中略)
    改めて家に帰り思い返すと、初めてみる業務もたくさんあり、興味心と同時に様々な疑問点も浮かび上がってきた。この疑問点をについて質問することや自分で調べて解決させることで自分自身が成長でき夢に一歩近づけるのではないかと思います。(2年生)

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