2018/11/01 医療経営管理学科

【教育】10月17日実施 「宮城県立こども病院事務研修」の報告

医療経営管理学科では、「医療機関実習事前指導」を履修する2年生9名を対象とした「宮城県立こども病院事務研修」を、10月17日に実施しました。

研修前半:宮城県立こども病院の概要

説明を受けている様子
説明を受けている様子
宮城県立こども病院事務研修を10月17日に実施しました。

参加者は医療機関実習事前指導を履修する2年生9名です。

前半の1時間は宮城県立こども病院の成育支援局主幹の日下様より、病院の理念、地域での役割、他の病院との違い、事務局の構成とスタッフの配置、生育支援局の役割、小児医療の現状課題と対策、病院経営の難しさなどについて講義していただきました。

その後、隣接している拓桃館(医療型障害児入所施設)、耐震構造の最新設備、院内図書館、安定的な電源供給システム、院内随所に見られる子ども向けの設備あるいは癒やし空間など特徴ある施設も説明していただきました。


研修後半:カルテ庫の見学、業務内容とシステムの説明、座談会

院内見学の様子
院内見学の様子
後半の1時間は、診療情報室?情報システム管理室の渡辺勝様と職員の皆様より、カルテ庫の見学をしながら、実際にターミナルデジット方式の仕組みやインアクティブカルテの説明、業務内容とシステムの説明などしていただきました。
学生達は、最新設備のカルテ庫を見学し、興味津々の様子でした。
さらに、職員のみな様との座談会も行ないました。
診療情報管理士である渡辺様から学生に向けて多くの質問が投げかけられました。

「なぜ診療情報管理士を目指すのか」
「今、みなさんは何を勉強しているのか」

などです。

「専門職の知識やスキル以外に自分の強みや得意分野を持っていてほしい、組織で能力を発揮するためには必要で、そのためにも学生時代にいろいろな経験を積んでください」

最後に「来年、実習に来てくださることを楽しみにしています」など温かいメッセージもいただきました。

以上の通り、充実した病院見学となりました。日下様、渡辺様、職員の皆様、ありがとうございました。

引率:医療機関実習事前指導指導教員

学生の感想

施設の説明を受ける様子
施設の説明を受ける様子
全国の小児科を持つ病院が減り続け、産科はあるが NICU の施設がない病院が多いことが 現状だが、宮城県立こども病院は NICU の施設があるため大きな支えとなっている病院であることが分かった。

病院の特徴の1つとして病気のこども達やご家族の視点に立った「病院らしくない病院」を目指して建てられていることがとても感じられた。こども病院らしく可愛い絵が飾られてあり、エレベーターもお菓子のデザインで作られているなど病院内がテーマパークにいるような気分になれる病院であると思った。また、子ども達だけでなくご家族も一緒になって元気の出る病院であると感じた。

こども病院は24時間ご両親と家族が面会できるという特徴があるため、いつでもこども達の近くに寄り添うことができる病院であると思う。また、病院の特徴の2つ目として「成育支援局」があることだ。大きなポイ ントとして、チャイルド?ライフ?スペシャリストという米国のみ取得できる資格を持っ た方がこども達の成長の支援をしていることが分かった。(2年生)
絵本コーナー
絵本コーナー
病院の特徴の1つとして病気のこども達やご家族の視点に立った「病院らしくない病院」を目指して建てられていることがとても感じられた。こども病院らしく可愛い絵が飾られてあり、エレベーターもお菓子のデザインで作られているなど病院内がテーマパークにいるような気分になれる病院であると思った。また、子ども達だけでなくご家族も一緒になって元気の出る病院であると感じた。こども病院は 24 時間ご両親と家族が面 会できるという特徴があるため、いつでもこども達の近くに寄り添うことができる病院であると思う。また、病院の特徴の2つ目として「成育支援局」があることだ。大きなポイントとして、チャイルド?ライフ?スペシャリストという米国のみ取得できる資格を持った方がこども達の成長の支援をしていることが分かった。

2点目はこどもを第一に考えた施設となっていることだ。本来ならば病院の床は清掃の関係上ビニル製であった方が良いはずであるのに、こどもが転倒した際に怪我をしないようにカーペットが敷いていると日下さんがおっしゃっていたことが印象的だった。また、 病室ではなくお部屋と呼んでいるなど小さなことであっても、こどもたちが普通に生活を送れるように配慮されていると思った。

3点目は10年後自分が何をしているのかを考えることの大切さだ。実際に3名の診療 情報管理士の方からお話を伺い、自分はただ漠然と診療情報管理士になりたいと思ってい たことに気づかされた。様々な業務があるので自分がやりたいところの資格をとるこ とが大切であり、何をやりたいかを知るには教科書を読んで興味あることを見つけることだと教えて頂いた。そのため、これからの授業のなかで自分はどんなことをやりたいのかを考え、将来病院の中でどうありたいのか?強みは何か等具体的に考えられるようになっていこうと思った。今回は宮城県立こども病院の見学をさせて頂いたが、機会があればこども病院以外の病院も見学し相違点や共通点を探していければと考えている。(2年生)
和やかな講義の様子
和やかな講義の様子
私は今回の病院見学でより診療情報管理士を目指すモチベーションがあがりました。しかしそのうえで考えることがあり、最後の先生のお話で「まず診療情報管理士の中 でも自分はどの分野が得意で何がやりたいのかを定めないといけない」というお話を聞いて、私は今まで自分の得意分野はどこなのかを考えることも、どの分野がやりたいのかを考えてこなかったため自分の意識の低さに愕然としました。

まだ授業ですべての内容を 勉強したわけではないですが、これからの授業でDPCやがん登録などを学ぶ上で将来自分がやりたいことを見据えながら日々の勉強に励みたいと思います。そして診療情報管理士は様々な部署の方と関わりを持ち、相談をされたりするとお聞ききしたので、保険の制度 や医学の知識、AccessやExcelなどがスムーズに使いこなせる技術も人一倍必要だと思いました。

診療情報管理士は病院の核でありチーム医療として澳门赌场app_老挝黄金赌场-【唯一授权牌照】な役割だと思います。様々な部門から何を頼まれてもそれに対応できる適応能力を身に着け、常に冷静で的確な判断ができる診療情報管理士になるためにこれからより身を引き締めて勉強に励んでいきたいと思い ます。

また、病院ではボランティアを募集しているので、ボランティアに積極的に参加して少しでも病院で働くことでチーム医療について学び、自分のやりたいことを見つけていきたいです。今回の見学会ではたくさんのことを学びました。これから、将来自分が働く姿を想像しながら夢を達成できるようにこれからも沢山のことに積極的にチャレンジして視野を広げ、立派な診療情報管理士になりたいです。 (2年生)
 

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