2018/06/29 医療経営管理学科

【教育】2年生合同ゼミ「世界一大きな授業」

医療経営管理学科では6月7日に、ステーションキャンパスで、渡部ゼミと似内ゼミ主催で、2年生合同ゼミ「世界一大きな授業」を行いました。

文字が読めないと「熱冷まし」と「毒(ネズミ駆除)」と「栄養剤」を判別できないことを、ネパールやインドで使われているデバナガリ文字のラベルで体験
文字が読めないと「熱冷まし」と「毒(ネズミ駆除)」と「栄養剤」を判別できないことを、ネパールやインドで使われているデバナガリ文字のラベルで体験
 医療経営管理学科では6月7日に、ステーションキャンパスで、渡部ゼミと似内ゼミ合同主催で、2年生合同ゼミ「世界一大きな授業」を行いました。
 「世界一大きな授業」とは、戦争や貧困などから教育の機会が与えられなかった人々が直面する問題に対して目を向け、教育の大切さを考える地球規模のイベントです。

※「世界一大きな授業」は教育協力NGOネットワークが主催し、文部科学省、外務省、全国連合小学校長会、全日本中学校長会、全国高等学校長協会、日本ユネスコ国内委員会、ユネスコ?アジア文化センター、ESD 活動支援センター、SDGs 市民社会ネットワーク、国際協力機構、国際連合広報センター、ガールスカウト日本連盟、児童労働ネットワークが後援しています。
 
塩水、砂糖水、普通の水を入れた紙カップに、ネパールやインドで使われているデバナガリ文字を使って、A: 「毒(ネズミ用)」、B: 「熱冷まし」、C: 「栄養」と書かれたラベルを貼っ
塩水、砂糖水、普通の水を入れた紙カップに、ネパールやインドで使われているデバナガリ文字を使って、A: 「毒(ネズミ用)」、B: 「熱冷まし」、C: 「栄養」と書かれたラベルを貼ったものを配り、実際に薬がどれにはいっているか選択して飲んでみる
この授業では、渡部ゼミと似内ゼミの学生が司会進行役となり、世界の現状についてさまざまな問いかけを行いました。

前半では、

Q1 世界では、どのくらいの子どもが小学校に通っていないでしょう?
Q2 小学校に通えない理由にはどんなことがあるでしょう?
Q3 世界では、小学校に入学しても、途中で通うのをやめてしまう子どもたちが多くいます。その割合はどのくらい?
Q4 すべての子どもが小学校に通い、よい教育を受けるために、世界では、2030年までにあと何人の「先生」が必要とされているでしょう?
Q5 世界では、読み書きができない「大人」がどのくらいいるでしょう?

などのクイズを出しながら、世界の就学率について問いかけました。

次に識字率について考えるために「あなたのお母さんが高熱を出して苦しんでいます」という設定で、「村で唯一薬を持っている先生の家に薬を分けてもらいに行ったところ、先生が不在で、しかも先生以外はビンの文字を読めません。同じようなビンが3 つありましたが区別がつきません。さあ、どうしましょう?」という問いかけとともに、ネパールやインドで使われている「デバナガリ文字」のラベルが貼られた紙カップを配り、文字が読めない場合にどのような状態になるかを体験しました。

 後半では、ノーベル平和賞を受賞したマララ?ユスフザイさんのスピーチの映像をみながら、教育を受けることができない状況にある国々の状況について、考えました。

今回は、学生にもっと海外に目を向けてもらい、他国の現状を知ることで、自分たちの生活環境?教育環境がいかに恵まれたものであるかを感じてもらうことを目的としたゼミを行いました。参加した学生たちにとっても、国際社会に目を向け、社会の一員としての役割意識を考える時間となりました。
 

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