2018/02/01 医療経営管理学科

【授業紹介】「医薬品学」 

医療経営管理学科3年 柴崎 葵



学生のノートを元にした授業紹介。
今回は3年生の柴崎葵さんによる「医薬品学」です。この科目は「医薬品学の理解を深め、登録販売者として澳门赌场app_老挝黄金赌场-【唯一授权牌照】な項目を列挙し、その内容を説明できる。また、漢方処方製剤などの生薬製剤について理解し、説明できる」ことを授業の目的として設定しています。授業では医薬品についての広い知識を学びます。具体的には、医薬品の科学として薬理学?薬剤学の基礎を学びながら、医薬品の相互作用?副作用?アレルギーなどを理解させ、小児と医薬品、高齢者と医薬品、妊婦?授乳婦と医薬品などについて体系的に学習します。

次に、医薬品と臓器?組織への標的指向性の基礎を考えながら、個別な疾患と医薬品について学習し、さらに、食品、医薬部外品、化粧品や毒薬、劇薬についても学び、医薬品の副作用と薬害問題や一般用医薬品のリスク区分について生体と異物に関する総合的な生体反応について理解させる。最後に、登録販売者試験に必要な事項を整理?解説します。

「医薬品学」の紹介

授業で使用された配布資料
授業で使用された配布資料
【授業テーマ】
食品?薬品?医薬部外品?化粧品の効能、副作用、相互作用について学びます。

【学習内容】
診療情報管理士、登録販売者等の医療専門職に必要な医薬品学に関する知識を修得します。

【講義の進め方】
テキストと先生の解説で講義がなされます。 医薬品学と聞くと『薬学』というイメージを抱いてしまいますが、この講義はその様に難しく考える力を要する講義ではありません。 基本的には、医薬品と副作用やアレルギー作用をテキストを用いて説明していきます。特に『小児と医薬品』、『妊婦と医薬品』、『高齢者と医薬品』の点を実際に薬局で販売されている薬品で例えた具体的な説明をして下さいます。 そのため、医薬品の副作用と薬害問題、一般医薬品のリスク等といった総合的な生体反応を理解することが出来ます。

授業「医薬品学」の魅力

【医薬品学」のノートの1ページ
【医薬品学」のノートの1ページ
【講義の魅力】
登録販売者、診療情報管理士の本試験対策のみならず、薬害問題といった時事問題に向き合う機会が生まれます。また、漢方薬や東洋医学の分野に踏み込んで考察する部分もあるのも大変魅力的です。

【受講のアドバイス】
薬理学を同時履修若しくは履修後に受講すると、スムーズに受講できるかと思います。
また、漢方薬や薬害問題等にまつわる話題にも積極的に触れておくと、より先生の解説の理解に繋がるかと思います。
授業担当教員から
「医薬品学」担当 根岸直樹 教授

医薬品学は、薬剤学の立場から行う薬学教育の一つである。薬理学とは別の視点から医薬品の
教育を行っているが、特にセルフ?メディケーション(自主服薬)、ドラッグ?アビューズ(薬物乱用)、ドーピング(禁止薬物服用)に対する理解と、漢方処方を含めた生薬への理解に重点を置いている。また、登録販売者の資格取得にも役立つ情報を提供している。

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