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仏教専修科

日本仏教社会福祉学会学術大会

11/18~19日にかけて女川町「女川町まちなか交流館」にて、本学も共催した「日本仏教社会福祉学会 第56回学術大会」が開催されました。日本仏教社会福祉学会は仏教社会福祉の学術的研究と同時に、社会福祉施設等の経営や生活での仏教的なあり方を究明し、実践的に普及啓発を目指す昭和41年設立の由緒正しい学会です。本大学も創立直後より機関加盟していますが、今回は東日本大震災被災地での大会開催でもあり、共催に名を連ねて協力しました。

大会初日の18日(土)には、開会に先立って「東日本大震災被災者慰霊追悼供養並びに物故者法要」が女川の海に向かって挙行されました。女川町仏教会様により曹洞宗式で法要が営まれ、千葉公慈学長も参列して代表として焼香を捧げさせていただきました。 その後に開会式が開催され、千葉学長から釈尊以来の慈悲の教え、菩薩行や利他行の実践としての仏教と福祉との長い伝統に関連させての歓迎の挨拶を行いました。

 午前中は女川1000 年後の命を守る会 主催の阿部一彦氏先生や地元学生による基調講演「女川いのちの石碑の取り組みと今後」がおこなわれました。昼休みを挟んで午後からは、「非常時の寺院と地域のつながり(支援関係)」ではなく「平時の関係づくりの視点づくり」として~日常からつながるために~」と題してのシンポジウムが開催されました。曹洞宗寺院からも2名のシンポジストが参加なされ、震災時の取り組みや現在の実践事例などが報告されました。

翌19日(日)は研究発表となり、特別発表を含む7本の学術発表が行われました。午後からは被災遺構を巡るスタディツアーが開催され、そのまま散会いたしました。

この学会には千葉学長だけでなく、会場設営や学会進行などに仏教専修科3年生の今井智大君、工藤龍人君、田中紫さんが協力して下さり、日々の学びを活かすとともに有意義な学びになったようです。