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仏教専修科

科目紹介 中国禅宗史

講義の概要

受講生が曹洞宗侶として、将来さまざまな資格試験等を受験する際に確実にクリアするレベルに達する仏教や宗旨の用語理解ができるようにしていく。

特に漢訳仏典に依拠するエリアを本授業では「中国」と捉え、その伝播の歴史と受容、受容?消長を現代的な課題とリンクさせながら受講生と深め合い、興味と関心を喚起して、次のステップの学びに繋いでいく授業を心がけたい。

また、中国仏教が日本仏教に影響を与えている三教(儒教?仏教?道教)の捉え方という視点を重視して授業を進めていく。

「中国」仏教の範疇に位置する台湾?タイ?ベトナム?韓国それぞれの仏教、特に禅宗教団の動向における社会福祉活動の実状を日本仏教、特に新宗教との比較対照を通し、本学に学ぶ学生ならではの視点から曹洞宗の将来像をヴィジョンしてみたい。

講義の進め方

対面式とオンラインを併用した授業で進めていく。道元禅師が日本曹洞宗の祖録の中で「祖師」と認める人物を中国禅宗史に求めた範たる根拠を解明する。

講義のスケジュール

毎月、下記に示したキーワードに沿った講義と、受講生とのディスカッション、レポートのやり取りを通じて実施する。

キーワード → 持戒 三教 民族 家族 葬祭

 

教材

『仏教概論』(曹洞宗宗務庁) 『宝慶記』 『永平大清規』

担当教員

深瀬 俊路

学生の声