2017/06/24 陸上競技部

初出場の工藤選手9位 OG小池選手が自己最高4位!?日本選手権 女子3000mSC?

国内最高峰のレースとなる第101回日本陸上競技選手権大会の女子3000m障害物(SC)決勝が6月24日、大阪?ヤンマースタジアム長居で行われ、大会初出場の工藤レイラ選手(保健看護4年)が9位と健闘、OGの小池彩加選手(平成27年度卒、エディオン)が自己ベストを更新し4位入賞を果たしました。

障害物を美しいフォームで越える工藤選手(左)
障害物を美しいフォームで越える工藤選手(左)
 ▽女子3000mSC
1位 森 智香子(積水化学)   9分49秒41
2位 三郷実沙希(スズキ浜松AC)   9分53秒42
3位 高見澤安珠(松山大学)   9分57秒23
4位 小池 彩加(エディオン)  10分04秒73
9位 工藤レイラ(澳门赌场app_老挝黄金赌场-【唯一授权牌照】) 10分21秒15

出場18人の持ちタイム(10分20秒47)では最も遅かった工藤選手が、粘り強くも巧みな走りで入賞に迫りました。「途中(冠木雅守)監督の『9位だぞ!』という声が聞こえて、あと1人だと思いましたが。入賞を目指してきたので悔しい」と振り返りました。

高い湿度に加え、レース終盤は小雨が舞う決して「良」とはいえないコンディション。「今まで経験したことのないような雰囲気でしたし、強い方たちがいる。速いペースになるので、ついていく選手は潰れる。冷静なレースをしようと1周様子を見た」と、展開を見守るようにスタート直後は最後尾につけました。
9位でフィニッシュした工藤選手は、少し悔しそうな表情を見せる
9位でフィニッシュした工藤選手は、少し悔しそうな表情を見せる
 「後半持たないのがいつも」といいながら、予想通りハイペースからの脱落者を次々捉え、じわじわと順位を上げてフィニッシュ。タイムは自己ベスト更新とならず、ゴール後に少し悔しそうに天を仰ぎましたが、初めての大舞台で、堂々としたレース運びを見せました。

励みとなったのが、先輩である小池選手とともに日本一を競う舞台で走ったこと。「レース前に、『何で選手権に来たのか』と考えると、1年のときに彩加さんを目指したことを思い出した」といいます。先輩にはかないませんでしたが「全カレ(全日本インカレ)では表彰台に立ちたい」と小池選手が在学時、3位となった大会を目標に掲げました。
スタート直後、後方につける小池選手(71番)と工藤選手(76番)
スタート直後、後方につける小池選手(71番)と工藤選手(76番)
?…大学4年時から3年連続出場となったOGの小池選手が、この大会で初めての入賞を果たしました。タイムも自己ベスト(10分13秒24)を大幅に更新。「入賞は狙ってはいましたが、ここまで行けると思わなかったです」と笑顔を見せました。

自分のペースを守るように、道中は中団につけ最終周で一気に4位に。「速いレースになる予想はしていましたが、少し後ろ過ぎたかな(笑い)」と、満足はしていない様子でした。
 
4位に浮上しゴールに迫る小池選手(71番)
4位に浮上しゴールに迫る小池選手(71番)
練習ができなかった時期もあったそうで、「後輩が(日本選手権に)出場を決めて『頑張らないと』とスイッチが入りました。レイラは福祉大で今エース格だし、負けるんじゃないか、という怖さもあった」と工藤選手の存在を刺激にしていました。

それでもふたを開ければ、自己ベストを一気に9秒近く縮める快走。日本のトップクラス入りも視野に入り「まずは10分台を切ることを目指していきたい」と晴れやかな表情で話しました。

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