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VOL.71 NOVEMBER 2010

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【卒業者アンケートより】

【卒業者アンケートより】

9月卒業者 アンケート結果

 平成22年9月末に本学通信教育部を卒業された71名(社会福祉学科55名?福祉心理学科16名)を対象にアンケート調査を実施しました。10月20日現在51名(回収率71.8%)の方からいただいた回答の集計結果の概要は下記のとおりです。それぞれの生活環境?学習ペースに合わせて学習に取り組まれた様子が伺えます。是非これからの学習の参考としてください。

問1 通信教育部での学習は,職場や家庭などの日常生活で役立っていますか。N=51

問1グラフ

注:回答項目?実数?%(以下の円グラフも同様)

◆役立っている内容(自由記述)

  • 職場ではもちろん,家庭内においても相手を多様に捉え,一方的な見方や,感情的に対応することが少なくなった。自分の心をコントロールできるようになった。
  • 相手の立場に立って物事を考えたり,相手の気持ちを尊重して接するようになった。
  • スクーリングやレポートを提出することにより,多くのことを学ぶ過程が澳门赌场app_老挝黄金赌场-【唯一授权牌照】だと思った。レポートやスクーリングの結果よりも学んだ課程や道筋のほうが結果的に自分の力となっている。
  • 知識が深まり,価値観や考え方が変わった。福祉の仕事をする際に,判断の材料が増えた。目標を達成するために課題を整理し,いつまでにどのように実行するか,具体的な計画を立てる能力が身についた。
  • 自分の価値観ではなく,社会のしくみ?有り様を含めた広い視野で物事を見つめるようになった。
  • 仕事上で心理学の知識を学んだことが役立っている。子どもの行動の背景にある心の動きに目が配れるようになった。また,学校心理士試験を受験した際の客観テストでは,学習したことで(学習内容が)多くの問題に対応することができた。
  • 精神障がい者の方に対する偏見がなくなった(完全になくなったとは言いきれないが)。身近にいる存在と感じるようになった。
  • 現在,老健に勤務しています。在学中,フロアーリーダーを任されるようになりましたが,大学で学んだことを実際に行い,指導することにもいかせました。また,子育てや人との関わりにおいて,学んだことがおおいに役立ちました。
  • 在宅医療に携わる中,医療を提供しながらも,福祉従事者であるように落ちついて「その人らしい暮らし」を思えるようになりました。ターミナル期の方など医療では生命の危機や延命に目を向けてしまいますが,変化する身体上の問題をご家族と共に考えられるようになりました。
  • 一方的に何かを押し付けられたり,言われた時に,多面的な見方から前向きな提案が行なえ,解決への第一歩を踏み出せるようになった。また,市区町村の窓口の方へ相談し,細かな説明を行うことで,介護保険で行なえることも「他法活用」も行なえることが分かり,よりよく生活を営める環境整備へのステップを作ることができるようになってきた。
  • 福祉施設の相談業務に携わっています。実務だけでは得られない各種制度の法的な根拠を学ぶことにより,他者への説明や相談援助の現場でも,説得力のある対話に結びつけることができたと思っています。
  • 精神科病院で勤務していますが,ここ数年特に感じられるのは,長期入院患者様の高齢化および認知症患者様の入院が極めて顕著になってきていることです。日常業務の中で澳门赌场app_老挝黄金赌场-【唯一授权牌照】で学んだ「精神医学」「医学一般」「知的障害者福祉論」「介護概論」「障害者福祉論」等は大いに役に立ち実践の糧となっています。
  • 両親の生活上の問題にたいして客観的に考えられるようになったし,適切な情報提供ができるようになった。

問2 通信教育部で得た資格?学んだことを今後どのように活かしていきたいか(抜粋)

  • 子育てや職場での人付き合いにいかしていきたい。
  • 通信教育部で学ぼうと思ったきっかけは2つあり,1つ目は大学卒業資格取得,2つ目は自閉化する核家族の子育ての手伝いができればと思ったからです。これからの世の中を支える子どもたちの手伝いができれば幸いです。福祉の基礎をうっすらと学びました。これから,テキストをじっくり読み返し,自分のものとし,世の中のお手伝いができたらと思っています。
  • 進学してより学んだことの理解を深め,それをいかした職種への転職を考えている。
  • 今後自分の進むべき道への一歩,近道としていきたい。
  • 仕事をする中で専門性を発揮したい。また肩書きを持つことで,自分の意見を聞いてもらえるようになるならば,職場内などの研修や会議の中で堂々と意見を述べていきたい。
  • 現在の職種(介護分野)で高齢者の方々の生活をよりよいものにできるよう微力ながらここで学んだ知識を活かしていきたい。
  • 心理学の基礎を学ばせていただいたので,さらに学習や実践を積んで子ども,保護者,教師の支援ができればと考えています。
  • 現在の勤務先において指導的立場で活かせるのはもちろんですが,精神保健福祉士を取得できたならやはり精神障害者の力になれればと思います。特に実習を通じ精神障害者の長期入院について実態を知ることができました。そうした方々の力となれればと思います。
  • 私が誰かにできることは少ないと思っていました。今でも誇れるような自信は得ていませんが,相手と同じ空間で同じ時を過ごすこと,そして一緒に「思う」ことが私にできることなのだろうと考えられるようになりました。共感することが難しく,立場を共有することもできないならば,私は一所懸命相手の気持ちを想像しようと思います。グループワークと実習で学びました。
  • 私自身9月末で60歳になることから自身のため,家族や友人へのアドバイス的な役割ができれは良いと思っている。夢だが小規模多機能を友人と立ち上げれば資格や勉強したことが役立つのだと思う。
  • 今試験勉強を頑張っているので必ず資格を取得し,プロとしてのソーシャルワーカーを目指したいと考えている。大学生活で学んだことを活かし,学び続ける姿勢を生涯持ち続けたいです。そして資格取得できて少し金銭的な余裕ができたら心理学についても学び,後に大学院で学びたいと考えています。
  • まずは国家資格が先決です。資格を取得したら現職でのスキルアップはもちろんのこと成年後見制度に携われるようになりたい。元々,権利擁護の仕事に就くことを目指していました。すぐには無理ですが大学院で更に学ぶことも考えています。

問3 在学中?卒業後「卒業?資格?学んだこと」をいかして転職?就職を行ったか(予定も含む) N(回答の総数)=67(延べ)

問3グラフ

問4 1回の学習にかける時間 N=51

問4グラフ

問5 学習の頻度 N=55(延べ)

問5グラフ

問6 具体的な学習の様子(抜粋)

  • 夜勤勤務中の手の空いた時間に集中して勉強した。
  • 仕事で疲れるので後片付けが済んだらなるべく早く就寝し,朝方目覚まし時計で起きて勉強した。家族の協力に感謝。
  • 早番?日勤?遅番勤務のため,仕事が終わってからや始まる前,昼休み時に1?2時間勉強を行う(職場で)。休日は図書館で3?5時間あるいはもうちょっと勉強を行う。
  • 仕事が休みの日に図書館に行き,10時?13時の3時間ほど勉強した。
  • 子どもが昼寝をしている13:00?15:00と,子どもが就寝した21:30以降自宅で行った。
  • 家事などが片付いてから21:00?22:00に始め,1:00?2:00まで学習した。
  • 一日のすべての仕事(仕事?家事)が終了してから1?2時間学習。週末はまとめて1日4時間くらい学習。レポート作成も主に週末行った。
  • 仕事の休みの日に自室で午前?午後と時間を見て行った。教科書はレポートを書く前に寝る前に何回も読むようにした。
  • 休日に午後2時頃から午後5時まで図書館で,午後5時過ぎから午後6時半頃まで喫茶店で勉強した。
  • 子どもを寝かしつけてからの学習が主でしたが,勤務中の昼休みや夜勤の空いた時間にもテキストなどを読んだりしました。休みは勉強に専念しました。
  • 仕事の昼休みと,家事,子育ての合間に2時間は最低でも学習するようにしました。休日はときどき家族に子どもをあずけて,まとめて学習しました。
  • 土,日,祝は家族中心もしくは仕事なのでほとんど勉強しませんでした。月?金のうち,仕事と家事が済み子どもを寝かしつけてから集中して行なった。時間は夜の10時?0時,もしくは深夜2時?6時。
  • 夜はお肌にも悪いので早く眠って朝に勉強すると集中できた。後は気ままにお茶を飲みに行った先や電車の中,お散歩の途中など細切れです。とにかく今学んでいるテキストは持ち歩いて課題のコピーを時々見直していつも何を問われているのか振り返っていました。
  • 午前中2時間眠くならない時間に学習した。土日は子どもとの時間にした。根をつめることは良くない,同じ間違いの繰り返しになる。制限時間を2時間としたことでメリハリが生まれた。(レポートは)推敲が大切なので1?2日寝かせて新しい目で読んでいくとおかしなところが見つけやすかった。
  • レポートを作成し始めると,途切れず毎日やらないと進まないので,毎日夜8:00?10:00,次の日朝5:00?7:00とレポートの1単位が終了するまで,そのリズムを続けて学習した。スムーズに進むと2?3日で1単位を終えることができた。休日はまとまった時間が取れるので,日中4?5時間くらいかけ,途中のレポートも1?3本位仕上げるようにした。

問7 学習をしていて辛かったこと(抜粋)

  • なかなか勉強時間がとれず,仕事,家事との両立がむずかしく,レポートも自分の文章でまとめることができず意欲が低下していった。
  • 入って2年目,娘の入院,両親の入院と介護(現在も続いています),仕事の重圧,家事で自分の時間がとれなかったこと。特に連絡がとれる学友がいなかったので,行き詰まったとき相談できる人がいなかった。
  • レポートの作成に日数を要したこと。他の人はもっとすばやく書けているのではないかと想像することがつらかった。
  • レポートの書き方に苦戦し,なかなか提出できなかった。仕事と大学の両立に苦戦。
  • レポート作成ができなかった。作成の仕方がわからない。文章が組み立てられないなど(克服はできなかった)。
  • レポート終了の具体的な日程を決めていたため,常にレポートに追われている状態で仕事以外の日は机に向かっていないと落ち着かなかった。テレビを見ていても落ちつかない。不安だった。
  • レポートの書き方,内容が不安でなかなか提出できなかった(1年目)。その後もスケジュール通り履修することが辛かった。
  • レポートのテーマが決められず,書きたい内容をまとめられない科目があったこと。教科書を読んでもまったく理解できず,図書館に参考図書もなく,学習をどうしていいのかわからなかった。

問8 学習をしていて辛かったことをどのように克服したか(抜粋)

  • スクーリングで得た仲間のアドバイスと,このスクーリングでもう終わりにしようとして受けた教育心理学で先生のことば「人生に無駄なことはない!」で気持ちが逆転した。先生に感謝しています。
  • 主人から「勉強する時間はこれからもあるからゆっくりやりなさい。今はじいちゃん,ばあちゃん(私の両親)のことを優先させなさい」といわれ吹っ切れ,頑張れた。
  • とりあえず一歩ずつ進むしかないと……。
  • OBからのアドバイスをもらい克服(レポートの書き方について)。
  • 職場の人に聞いたり,学友に聞いたりした。自問自答ができないので,自分の答えを出せるように周囲が質問してくれた。
  • 勉強が私の仕事だと思い込んだ。自分の役割は勉強だと思いこんだ。
  • 少しずつでもコツコツ学習を続ける。大学の図書館を活用(できるだけ読みやすいものにした)。
  • 科目修了試験やスクーリング参加時に,友人や先輩方に相談した。地域の図書館ではなく,大学の図書館を活用した。各省庁や市のホームページを活用した。

問9 学習をしていて辛かったことをどうすれば対処?回避できたと思うか(抜粋)

  • 携帯を早めに持っていて友達をつくり,情報交換をすることでした。学校と家を主人が送り迎えしてくれていたので,スクーリングに出てもすぐ自宅にとんぼ返りのくり返しで交流会にも出たことがありませんでした。また,恥ずかしがらずに学習相談を受けることでした。
  • もう少し短期間で卒業できるように,計画を作成すべきだった。3年計画以外にも,4?5年計画で無理なく作成していればと後悔している。
  • 日々,本を読むなどの努力が必要だったのではないかと思う。
  • 教科書?文献を読むときにメモなどをとり,後日レポート作成時にメモをまとめることで完成させた。レポートは行き詰まっても必ず提出するようにした。

問10 学習をして楽しかったこと(抜粋)

  • スクーリングで大学に行き,講義を受けている自分がここちよかった。
  • 今までなかった知識を習得したとき,楽しくてもっとたくさんの知識を深めようと思ったこと。スクーリングで仲間が増えたこと。
  • レポートが返ってきて「可」以上のときはやる気が増した。
  • 自分のしている仕事と関連している分野について興味深くなった。現場と理論を比べたりした。学友との情報交換。
  • 狭い視野で物事を捉えていた自分に気付くことができた。物事を考えながら整理していくとき,根拠となることをしっかり見つけることで,おのずと答えが見えてくることも実感できた。不安なとき,その迷いの根源は知識不足から来ることも多いことがわかりました。
  • 約30年ぶりの大学生活でしたので,すべてが新鮮で,すべての科目にわくわくして取り組むことができました。レポートの評価を見るのが最高の楽しみでした(宝くじの番号あわせをする感じですかね)。
  • 知識が広がる。レポートが良くできたとき。そしてその結果が良かったときには自分の考えが認められたと楽しく思え,学ぶことの大切さ楽しさを実感することができた。
  • ほば毎日,どの教科も「そうだったのか!」と「なるほど!」と感じることが多くて楽しかった。知らなかったことに気付く喜びを体験できました。また学友と多く知り合えたことが喜びでもあります。ずっと長く付き合うであろう友人が出来ました!!ありがとうと一杯感謝しています。
  • それなりに時間をかけ,自分なりに丁寧にまとめたレポートが,きちんとそれなりの評価で返却されたとき,本当に嬉しくて,また次のレポートを書く原動力となりました。学習を始めた初期の頃は,レポート作成はもちろん,科目修了試験で時間内に思うように解答できないでいたのだが,回数を重ね,また多くの科目を学習することで知識がつながり,後半は時間内に思うように解答が書けるようになったこと。科目修了試験が楽しくなりました(成績は必ずしも伴いませんでしたが)。

問11 スクーリング,レポート学習で印象に残ったこと(抜粋)

  • レポートで「再提出」を“くらった”ときは仕方がない。でも下手なレポートでも,先生から1つぐらい褒めていただけると頑張れた。
  • 先生からのコメント(スクーリング)。「悩みを持ちながら現場に立っていることは実はとても大事である。どうすれば良くなるか,悩み不安が解消されるか考えることが必要。制度?制限は常に多くの声によって改革されるべきであり,それは現場の人間の疑問?不安の声によって動かすことができる」と教えていただきました。
  • どの科目も発見の連続でした。中でも精神保健福祉に関する科目,生命の科学,社会心理学,児童福祉論などはとても興味深く普段の生活にも役立つことと感じました。
  • たくさんあり,どれも印象的でした。楽しくてレポートを書き上げたときのホッとした感じも,返却されたレポートをドキドキしながら開けたこと,何回も読み返した先生のアドバイスもすべて好きな時間でした。

問12 1単位分(1課題)のレポート作成に要した時間 N=51

問12グラフ

問13 「レポート学習」について在学生へのアドバイス(抜粋)

 次号以降の『With』に掲載予定です。これまでに寄せられたアドバイスは『学習の手引き』2010年版p.170?172前号『With』70号p.18をお読みください。

問14 科目修了試験の準備に1科目あたりどれくらいの時間をかけたか N=51

問14グラフ

問15 科目修了試験のためにどのような勉強を行ったか(抜粋)

  • 試験問題を取っておき,問題の傾向を知る。過去の問題を自分なりに考え作成,暗記する。
  • やはり十分に勉強を行ったという科目は良かったのですが,抜粋して勉強した科目はそれなりでした。「何を学ぼうとしているか」ですね。
  • レポートの読み返し。
  • テキストをしっかり読む。問題用紙を参考に学習する。レポートを読み返す。
  • 出題傾向を過去問からすべて解き,一層の知識を得る。前日もしくは当日の2?3時間の振り返りのみ。

問16 科目修了試験の準備等について在学生へのアドバイス(抜粋)

  • 専門用語の使い方はしっかり把握したほうが良い。自分の経験と重ねながらとらえると,より具体的な解答につながると思う。
  • 課題の他にも澳门赌场app_老挝黄金赌场-【唯一授权牌照】だと思われるところをチェックしておく。過去の問題は取っておく。
  • 「各科目の学ぶべき点は何か」を考え,時間と努力を重ねました。
  • 過去の問題集を作って対策する。
  • 問題用紙を持ち帰ることができるようになり,試験の傾向がわかりやすくなったのは大きいです。
  • 試験勉強はそれほど時間を費やさなくても大丈夫な気がします。普段日々の課題レポートと文献をたくさん読めば覚えていますので試験中も慌てませんでした。レポート作成を大切にすれば自信も付きそうなので試してみてください。
  • 暗記も限界があると思うので無理しないでこまめにキーワードをチェックしておく。一夜漬けだったりすると採点者にはすぐ分かるのか,「可」か「不可」になることが多かった。テキストとレポートを復習して一番心に残っているところが案外試験に出るものだと思いました。

問17 通信教育部で共に学ぶ「学習仲間」はできたか N=51

問17グラフ

問18 通信教育で学ぶことについて職場の協力は得られたか N=51

問18グラフ

問19 本学通信教育部で学んで満足できたか N=51

問19グラフ

◆本学通信教育部で学んで満足できたか(具体的内容)(抜粋)

  • 一人ひとりの先生方の熱意を感じられとても良かったです。スクーリングという限られた時間で「時間が足りない」と言いながら早口に少しでも多くのことを学んでほしいという姿に感動した日々でした。
  • 本当でしたらもう少し自分なりに時間をかけじっくり深く勉強したかったのですが,これからだと思います。基本を学ばせていただきました。
  • 自分の知らない自分を見つけられたこと。人に対してのコミュニケーションのとり方や接し方,考え方などを学べた。講師の先生,事務室の方,友人に出会えたことに満足できました。
  • スクーリングの内容にとても満足しています。その先生もわかりやすく,また内容の充実した講義でした。また試験やスクーリングの開催地が多く,参加しやすかったこと。オンデマンドスクーリングも多くあったため,学習しやすかったです。
  • 自分で自分を褒めてあげられるほど頑張ったと思う。ひとりで学習したことで試験を受けるよりもスクーリングに出ることで他者の意見が聞くことが楽しかった。様々な経歴の受講者がいて色々な意味でスクーリングは勉強になる。

問20 通信教育部で学んだ全般的な感想(抜粋)

  • 通信は自分自身との戦いの部分が多々あり,明確な目標が見えないとどうしても途中であきらめてしまうところがある。最初に卒業後の目標,姿を想定した上で,どのコースに自分を位置づけるかのアドバイスが一人ひとりにあればベストかなと思った。たぶん,ガイダンスなどであるのではと思うが参加できなかった人や,レポート提出の滞っている人などへの個別的サポートがなんらかの形であったいいと思う。案外こんな形で「支援とは何か」といったことを肌で感じられたりもする。心の病気は誰もが起こり得る社会状況にあって,初心で「学ぼう」と志した気持ちを達成し,一人でも多くの人材を世の中に送り出して学んだことを役立てられる環境をお願いしたい。読んだだけで理解する人,読んでもわからない人,また読んで70%,50%程度の理解の人と,まさに人はそれぞれ多様ですね。
  • オンデマンドを増やしてほしいと思った。通信は勉強時間などが限られていたり,地方の人も行っていたりするので,インターネットで学習できると仙台に行く交通費も助かり,空いている時間を有効に使える。
  • 大学に入ったときは正直大変でした。職場の人員不足。福祉の現場では今でも人員不足です。その中から勉強しに行くことは本当に大変でしたが,通信教育部も,もう少し各県の福祉課や社協などにアクションしていただければ幸いです。
  • 通信教育部での単位修得以外に就職課とのつながりがほしい。福祉科の教員免許だけでは都道府県によっては教員採用試験を受けられないといった情報がほしかった。
  • 在学中はレポートに悩まされ,早く解放されたいと思っていたものですが,卒業が決まり取り組むレポートがないとさみしくなりました。今後は学んだことを活かせるよう時間を使っていきたいと思います。先生方や通信教育部のスタッフの皆さんには大変お世話になり感謝しています。
  • 7年という長い年月でしたが,とても充実した生活が送れました。はじめのうちは卒業できるのか心配でしたが,スクーリングへの参加を通じ知り合った友人からさまざまなアドバイスをもらい,学習へのやる気へとつなげることができました。学習中の家族の理解もとてもありがたかったです。
  • 大学で学ぶ機会を与えてくださり感謝いたします。4年間の学びは楽しいものでした。大学の方や学友,身内,会社の人,私は障害があったためスクーリングの時は鉄道の方の協力を得ました。私が学べるのは,私一人の力ではなく,多くの協力の手があって,私は学びを許されていることをいつも感じさせられました。もし今後の通信教育でできたらと願うことは「先生との関わりが持てたら」ということです。きっと卒業後大学に行っても先生方は私を知らないだろうなと思うと寂しいものがあります。恩師ができたら幸いです。
  • 最初は通信での大学の勉強の形が見えてこないので不安もあると思います。とにかく最初は『学習の手引き』をよく読み,個々の目的に即した科目履修をすることが澳门赌场app_老挝黄金赌场-【唯一授权牌照】で,次に『スクーリング情報ブック』からスクーリング受講,科目修了試験の受験の計画を立てることが有効です。とにかく卒業までに履修する科目,単位修得の優先順位が理解できればスタートできるのでガイダンスはとても大切だと思いました。10月入学でガイダンスが11月だったので,1カ月間その計画を立てることが上手くできず,もったいなかったと思っています。卒業までの見通しが立ってくれば,後は目標とする期限まで単位を積み重ねていけばいいわけですから。機関誌『With』の熟読は本当に大切でした。澳门赌场app_老挝黄金赌场-【唯一授权牌照】な情報はすべて入っています。またモチベーションが上がるコラム,投書企画もあり,毎月楽しみにしていました。一人で机に向かうのは苦しいですが,随分助けられたという思いがあります。
  • 入学した当初は,テキストを見ても全く意味が分からず,レポートを書く上での決まり等も知らず,これは卒業は無理かな……と諦めムードでした。しかし何とかレポートを提出し,スクーリングにも出席することで,先生や事務局の方の真剣さや温かさに触れ,また年齢も経験も違う仲間と出会うことで多くの刺激を受け,何よりも学ぶことで自分自身世界が広がり,更に多くの分野に興味が湧き,思考も前向きになった気がします。レポート学習と締切の狭間で何度も苦しみましたが,多くの支えと,レポート返却時の先生からのメッセージが何よりも大きな支えとなり,何とか卒業に至ることができました。長くかかってしまいましたが,人生において,本当に得るものが大きかった期間だと実感しています。

◇以上,ご協力に御礼申しあげますとともに,卒業生皆様の益々のご活躍?ご健闘を祈念いたします。

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